内容説明
戦後の国語教育に灯をともした9人のアメリカ人が残した克明な記録。今、初めて、占領下国語教育改革の実相が明らかになる。
目次
第1部 CIEカンファレンス・リポート
第2部 解説(カンファレンス・リポートとは;戦後初期国語教育改革を推進した人々;『昭和二十二年度(試案)学習指導要領国語科編』の成立
『昭和二十六年改訂版学習指導要領国語科編(試案)』の成立
カンファレンス・リポートから見えてくるもの)
著者等紹介
小久保美子[コクボヨシコ]
昭和30(1955)年、福島県生まれ。昭和52(1977)年に千葉大学教育学部を卒業後、船橋市内の公立小学校に勤務。その間、平成5(1993)年度には東京学芸大学教育学部研究生として1年間内地留学。平成8(1996)年、船橋市総合教育センター指導主事となり、主に教育相談にたずさわる。平成9(1997)年9月に退職。平成10(1998)年、筑波大学で修士(教育学)取得。現在、筑波大学大学院博士課程教育学研究科に在籍中。日本国語教育学会、全国大学国語教育学会、日本読書学会会員。東京警察病院看護専門学校非常勤講師、千葉女子専門学校非常勤講師。主な研究テーマは、経験主義国語教育論の究明。小学校教師として長年教室で子どもと直接関わってきたからこそ持ち得る視点で、「CIEカンファレンス・リポート」をはじめとしたさまざまな資料を読み解き、戦後国語教育の原点である占領下の国語教育改革を探究している
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