内容説明
論理的思考力を育てる授業づくりを支える。「たとえば…」「だって…」「でも…」「まず…」「だったら…」「もしも…」の語り始めの言葉が新しい算数の世界を拓く。
目次
第1章 算数教育の役割を考える(算数教育の役割を考える;思考過程が見えてくる授業を創ること)
第2章 語り始めの言葉を生かした算数授業(語り始めの言葉が授業の方向を創る;「書く場面」で子どもたちの中に育った表現力を見取る―表現力育成とその評価を考える;「書く力」で表現力を見取るために)
第3章 表現力が育つ条件(素直さが育つ学級をつくること;授業の中で個々の表現力を磨く場を意図的につくる;算数的表現力を育てる授業づくり)
著者等紹介
田中博史[タナカヒロシ]
1958年山口県防府市に生まれる。1982年山口大学教育学部(数学研究室)卒業。山口県公立小学校教諭を経て1991年より筑波大学附属小学校教諭。全国算数授業研究会理事、日本数学教育学会出版部幹事、NHK算数番組「マテマティカ」番組企画委員、学校図書教科書「小学校算数」著者
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Susumu Nakakoshi
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この本も私のバイブルです。平成13年初版、というところに田中先生の凄さを実感できます。2017/01/29
ジャーマン♪
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考える力を育てる場とは、結論を共有することではなく、考えていく過程を共有すること。ここの表現力を磨く場作り。参考にしたい。方法だけ真似しないようにしなくてはダメ。2014/07/24
ぷにたろ
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仕事に関係ある本で、楽しく読めたのは久しぶり。 算数の授業をがんばってみたくなりました。2012/01/05
エース
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田中博史先生の本をけっこう読んでいるので、これといった目新しさはなかったが、実戦のレベルはやはり高いと感じた。それは凄まじい教材研究に支えられるてるといって過言ではない。しかし、そんな中でも勉強になることがあった。『もしも、これを知らない学年の人に教えるとしたら』『発見した子はノートに書き込む、別の子は話し合う』技術が随所に見られたが、根底にあるのはどんな子供を育てたいかであると思った。2020/01/31
Horizon09133
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対話という面で、よく私が陥ってしまうミスが多数。 何度も読んで、何度も反省。子供をバロメーターにして授業ができるようにならんとなぁ2020/01/28