日本刀の教科書

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  • サイズ A5判/ページ数 314p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784490208771
  • NDC分類 756.6
  • Cコード C0072

出版社内容情報

日本刀の基礎知識から保管、鑑賞・鑑定まで、まるごとわかる1冊! 正宗・村正・虎徹の違いも理解できます。

日本刀の基礎知識がまるごとわかる1冊!日本刀の種類、各部の名称、時代による形の変化、流派ごとの作風と特色、鑑定の仕方、有名刀工の話、刀剣を愛し収集した武将たち、日本刀の扱い方、手入れの方法、保管、鑑賞法までやさしく解説。豊富な刀剣の写真、各部の特徴がわかる描き下ろしの図版、カラー口絵8ページ、本文写真押形約50点・図版約70点掲載。

第1章 日本刀の基礎知識

1.日本刀の定義
2.日本刀の作り方
材料/鍛錬/研磨、?、鞘
3.日本刀の種類
  太刀について/短刀について/打刀について/脇指について/剣、薙刀、鑓などについて
4.日本刀のみどころ
姿―太刀の姿の歴史的変遷/姿―反り/姿―鎬と棟/姿―鋒/姿―茎(銘)/
日本刀の刃文/日本刀の地鉄/沸と匂/刀身彫刻/日本刀各部の名前(まとめ)
5.日本刀の歴史的変遷
平安時代の日本刀/鎌倉時代の日本刀/南北朝時代の日本刀/室町時代の日本刀/
安土桃山時代~江戸時代の日本刀/近代の日本刀/現代の日本刀
6.代表的な刀剣の産地
山城の刀剣/大和の刀剣/備前の刀剣/相州の刀剣/美濃の刀剣
7.日本刀の伝来
日本刀の伝来/日本刀の鑑定
8.日本刀の拵
太刀拵/打刀拵/腰刀拵
9.刀装具
     鐔/目貫、笄、小柄、縁頭/?

第2章 歴史にみる日本刀

名工の話
三条小鍛冶宗近/伯耆安綱/備前友成/粟田口藤四郎吉光/来国俊/手?包永/
一文字吉房/長船長光/備前三郎国宗/新藤五国光/五郎入道正宗/筑州住左/
長船兼光/長船与三左衛門尉祐定/関兼定/孫六兼元/村正/藤原国広/
越前康継/井上和泉守国定(真改)/津田越前守助広/長曽祢興里入道虎徹/源清麿

日本刀を愛した人々
坂上田村麻呂/源頼朝/後鳥羽上皇/上杉謙信/織田信長/豊臣秀吉/石田三成/
徳川家康/徳川吉宗/明治天皇

第3章 日本刀の実践講座

日本刀を見に行こう
博物館で見る/神社・仏閣で見る/刀剣店で見る/勉強会で見る
手に取って見る場合
日本刀の手入れ方法・保管方法
日本刀を発見した場合
日本刀を記録する

特別講座
科学者に聞く日本刀の保存方法/日本刀はなぜ錆びる/ヒケはなぜつくのか

付 録
著名刀工一覧――古刀
著名刀工一覧――新刀、新々刀
参考文献
索 引

おわりに

内容説明

日本刀の定義から作り方。各部の名称、時代による形の変化、流派・地域ごとの作風と特色、鑑賞のためのみどころ。著名刀工を紹介しその名品、刀剣を愛して収集した武将達の所蔵品などを豊富に紹介しその魅力に迫る。扱い方・手入れ・保管法などにも触れる。

目次

第1章 日本刀の基礎知識(日本刀の定義;日本刀の作り方;日本刀の種類 ほか)
第2章 歴史にみる日本刀(名工の話;日本刀を愛した人々)
第3章 日本刀の実践講座(日本刀を見に行こう;手に取って見る場合;日本刀の手入れ方法・保管方法 ほか)

著者等紹介

渡邉妙子[ワタナベタエコ]
1937年(昭和12年)生まれ。慶應義塾大学通信教育課程卒業。(公財)佐野美術館学芸員。現在同美術館館長。静岡大学非常勤講師、慶應義塾大学文学部非常勤講師など歴任。全国美術館会議理事、日本博物館協会理事、日本美術刀剣保存協会評議員

住麻紀[スミマキ]
1981年(昭和56年)生まれ。静岡文化芸術大学文化政策学部芸術文化学科卒業。2004年から2012年まで(公財)佐野美術館学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モリヤマ リン

1
ご多分に漏れず、ゲーム「刀剣乱舞」から日本刀を見ることを始めたくちです。日本刀のすらりとした全体像を見るだけでも楽しいのだけど、何振りかの刀を見ていると、様々な表情があることが分かってくる。けれど、その違いをうまく表現できないもどかしさを感じ始めた頃に、この本を読んだ。まさに「教科書」。大雑把な刀の歴史、製造方法や、鑑賞のポイントが丁寧な文章で書かれている。索引がしっかりしているので、「これ何だっけ?」という時に、関連ページを探しやすいのも魅力。2016/11/14

しまめじ

1
初心者向けの本としてはかなり情報がまとまっていて読みやすい本。有名な刀や刀匠や所有者をメインとしたエピソードが丁寧に書かれていて、初心者がどうやって日本刀と付き合えばいいのかがすべてわかる。鑑賞のポイントが丁寧なので、初心者でもどこを見ればいいのかわかるのが嬉しい限り。2015/06/29

rbyawa

1
f086、んー、美術品としての系統の本かな? 基本的には日本刀の本場と言われるのが備前で生産数としては圧倒的みたいだし、でも有名刀工がいるのは山城刀工みたいね。というか、山城刀工は一番質の良い鉄を使っていたのでその肌に特徴がある、と言われていたんですが、あー、これ、鎌倉時代に各地から刀工が呼ばれたことに対しての反論か…新藤五国光には粟田口の特徴があるってのもこないだ見た本の系統だろうなぁ、が、他の刀工に関して語られる時代が結構違うw 意見が別れた時にその論同士のすり合わせしないので読むの正直大変ですかも。2015/04/11

あまた

1
正しく、「教科書」。教師の解説がないと初心者が一人で読み解くには難しいとまでは言いませんが、優しくはないですね。専門用語の解説が不十分だとか、ルビが不十分だとか。ネットで調べれば読めますが、一般的でない言葉や固有名詞のルビはもう少し丁寧に付けて欲しいなぁ。まあ、教科書なら先生が読んでくれるから良いんでしょうが。あと、一か所、明らかに誤りと思われるところがあったのですが、これも先生が居ればすぐに訂正してくれるんだろうなぁ。内容としては、刀剣を初めて学ぶ人には十分な「教科書」だと思います。あくまで「教科書」。2015/03/03

K・ITO

0
『刀剣毱名物帳 芍薬亭本』も読んでみたい…国会図書館に行けば有るのかな?2014/12/10

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