内容説明
とろみ調整剤の基礎から応用まで。本格的な高齢社会のいま、介護・看護従事者に必携の1冊。
目次
1 摂食・嚥下機能と増粘剤のはたらき
2 増粘剤の物性とレオロジー
3 摂食・嚥下調整食の調整方法(液状食品にとろみをつけることの重要性;市販されているとろみ調整食品の特徴)
4 実際の現場から―現役の管理栄養士からの意見(実際の現場から;急性期の病院でのとろみ補助食品の利用方法;高齢者福祉施設でのとろみ補助食品の利用方法;委託給食企業の立場でのとろみ調整食品の利用方法)
著者等紹介
大越ひろ[オオゴシヒロ]
日本女子大学家政学部教授。農学博士。2012年3月現在、日本調理科学会副会長、日本摂食・嚥下リハビリテーション学会理事、食介護研究会代表幹事など。専門は調理科学、主に食べやすく、飲み込みやすい食べ物の研究
品川喜代美[シナガワキヨミ]
管理栄養士。日本女子大学大学院家政学研究科食物・栄養学専攻修了。シダックフードサービス株式会社入社。病院・高齢者給食の現場経験後、現在、シダックス株式会社総合研究所にて、主に食べやすい高齢者の食事に関する研究・調査を担当
高橋智子[タカハシトモコ]
博士(学術)。神奈川工科大学応用バイオ科学部栄養生命科学科教授。日本女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻卒業。日本摂食・嚥下リハビリテーション学会評議員、日本摂食・嚥下リハビリテーション学会認定士、日本栄養改善学会評議員、日本バイオレオロジー学会評議員、日本調理科学学会関東支部役員
玉木有子[タマキユウコ]
博士(食品栄養学)。新潟医療福祉大学健康科学部健康栄養学科助教。東京農業大学大学院修了後、新潟医療福祉大学医療技術学部健康栄養学科助手を経て現職。日本栄養士会、新潟県栄養士会所属。管理栄養士
船見孝博[フナミタカヒロ]
学術博士。三栄源エフ・エフ・アイ株式会社第一事業部次長。専門分野は生体・天然高分子の基礎特性解析、生体・天然高分子の構造‐機能相関、生体・天然高分子の食品への応用、生体・天然高分子を利用した介護食のテクスチャーデザイン
房晴美[ボウハルミ]
管理栄養士。大阪府立公衆衛生学院栄養学科卒業。医療法人ラポール会、青山第二病院栄養科在職。日本摂食・嚥下リハビリテーション学会認定士、日本摂食嚥下リハビリテーション学会評議員、南河内嚥下勉強会代表
増田邦子[マスダクニコ]
管理栄養士「特別養護老人ホームしゃんぐりら」栄養係長。病院栄養士を経て、1995年より川崎市特別養護老人ホームに勤務。後期高齢者の食介護支援における「口から食べることの大切さ」を研究課題としている。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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