内容説明
編年史料集『鎌倉遺文』の完結は、鎌倉時代研究のいっそうの深化と新たなる研究領域の展開を可能にした。本書は社会と文化をテーマに、最先端の研究分野を開拓する気鋭の研究者14氏による最新論文を収録する。
目次
在地社会の様相(阿弖河荘の建治相論;和泉国における中世刀祢の機能と特質;汎矢野庄の空間構成 ほか)
家系と身分(鎌倉時代松浦党の一族結合―系図の復元を中心に;鎌倉時代の天野氏について;政所執事二階堂氏の家系 ほか)
信仰と文化(中世武士社会と善光寺信仰―鎌倉期を中心に;鎌倉時代の旗と武士の「家」;藤原定家書写「兵範記」紙背文書と「平家物語」)