出版社内容情報
文章をセルフ・チェック出来る事典。チェックの目的、チェックポイント、用例のBEFORE→AFTERを確認しながら解説、まとめで構成。目的(論理重視…)とジャンル(レポート向き…)ラベル付きでわかりやすく表示。
内容説明
文章作成、書き方・直し方。言葉ひとつから文章全体まで幅広い課題をカバーし、目的・ジャンルに応じた最適解を追求。セルフチェック:執筆時の確認、執筆後の推敲など、自分で表現の修正が可能。改善例を明示:実際に悩みがちな例をbefore⇒afterで明快に提示。多ジャンル対応:多様な書き手のニーズに応えるため、多様なジャンルに対応。論文・レポート、ビジネス文書、ビジネスメール、ブログ・エッセー、SNS・LINE・チャットのジャンルラベル、わかりやすさ、見やすさ、つかみ、正確さ、共感、論理、丁寧さ、親しみやすさの目的ラベル付き。
目次
第1章 表記
第2章 語彙
第3章 文体
第4章 文法
第5章 文章
第6章 修辞
著者等紹介
石黒圭[イシグロケイ]
1969年大阪府高槻市生まれ。国立国語研究所教授・研究情報発信センター長、一橋大学大学院連携教授。一橋大学社会学部卒業、早稲田大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。専門は日本語学・日本語教育学。文化庁文化審議会国語分科会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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明るい表通りで🎶
38
文章を書くのは、むずかしい。文章は、人格である。毎日、恥をさらしているのだろうか……ヽ(`Д´#)ノ2025/03/05
にゃーごん
5
文章術の名著としてよく目にする『悪文』の伝統を受け継いで上梓されたとのことで、こちらを先に手に取ることにした。ブログ、ビジネス、論文など、用途に分けて項目が分類されている。ポリコレを配慮した表現など、現代社会を鑑みた項もあってよかった。二重敬語、使っちゃってるときがあるかもなので、今一度見直すいいきっかけになった。コソア指示詞の効果的な使い分け方の説明もわかりやすくて参考になった。ユーモアの項の「枕は年を取るようだ」という例文はいつかどこかで使ってみたいな〜笑2022/02/28
septiembre
1
手元において何度も繰り返し読んで、身に付けたい内容。before、afterで変化も分かりやすく、文章が堅苦しくなくて読みやすかった。2022/10/15
ゆとりのなべはる
1
まさに辞典。表現に悩んだときに立ち返る一冊になりそうです。職場においておきます。2022/04/23
まんまるまる亭
1
「名文になるまで推敲を止めなければ、いつか名文が誕生する。単純な真理である」と聞いて、推敲や校正に興味を持っていたので購読した。しかし、本書は「トルストイやヘミングウェイはどのような文章練習をしたか?」というような問いに答える本ではなかった。はじめにには編著者の自負が書かれているのだが、特に読むべきところもなかったので斜め読みで済ました。強いてよかった点を挙げれば、中心文という概念を知れたところぐらいかな?2021/12/05