出版社内容情報
大規模なものから、ほんの数百メートルのものまで、日本にある「所属未定地・所属未定地」を網羅し、100か所を地図とともに紹介。二つ以上の自治体の接する境界が決定されていない「境界未定地・所属未定地」。大規模なものから、ほんの数百メートルのものまで、日本にある「所属未定地・所属未定地」を網羅し、100か所を地図とともに紹介。
? 北海道地方の境界未定地
? 東北地方の境界未定地
? 関東地方の境界未定地
? 中部地方の境界未定地
? 近畿地方の境界未定地
? 中国・四国地方の境界未定地
? 九州・沖縄地方の境界未定地
? 確定した湖沼の境界
? 国境の未定地および紛争地
<市町村名別索引付き>
浅井 建爾[アサイ ケンジ]
著・文・その他
内容説明
日本にまだ多く存在する未定地を、地図とともに解説。日本全国にある境界未定地・所属未定地をすべて網羅。歴史的経緯や背景がわかるものについては、その理由などを記した。近年確定した湖沼の境界もあわせて取り上げた。
目次
第1章 北海道地方の境界未定地
第2章 東北地方の境界未定地
第3章 関東地方の境界未定地
第4章 中部地方の境界未定地
第5章 近畿地方の境界未定地
第6章 中国・四国地方の境界未定地
第7章 九州・沖縄地方の境界未定地
第8章 確定した湖沼の境界
第9章 国境の未定地および紛争地
著者等紹介
浅井建爾[アサイケンジ]
地理・地図研究家。日本地図学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金吾
24
国内に境界が決まっていない地域がこんなにあるのは驚きでした。小金をあらそっている印象を持った部分が多くあり、決めきれない日本の特質のあらわれなのかなと思いました。鳥島、富士山、高千穂峰は特に興味深かったです。2023/06/02
BUBI
19
タイトルどおり全国の市町村境、県境が未定で、地図で見ると境界線が途切れている場所の事典。それだけなんですが眺めていてとても面白いです。というか境界未定地、こんなにあるの? 人里離れた険しい山の中とか、無人島とか、最近できた埋め立て地とかなら分かるような気もするけど都心の高速道路の高架下が境界未定だなんて!? それぞれの地域にそれぞれのドラマが感じられて楽しいわ。図書館で借りたんですが、これ、買おうかしら(笑) それぞれの地域を訪れて「おお~ここがそうなのか~」なんて旅して実際に見てみたい衝動にかられます。2020/02/15
とりもり
10
正に「事典」。見開き2ページでひたすら境界未定地の紹介が続く。こんなに境界未定地があるのかという驚き半分、差し迫った問題がないので解消の見通しがないという記述が余りにも多く、境界にまつわるドラマティックなエピソードを期待していたことに対する肩透かし感半分、といったところ。最後の方に湖沼の境界確定がまとめて紹介されるが、その理由が地方交付税目当てというのがなんともセコくって…。銀座にも境界未定地があるというのが一番の驚きでした。★★★☆☆2019/03/14
sosking
6
結構な数の領土問題が、この日本の市町村間であることが分かりました。2019/08/12
ナツ
4
事典とあるように、日本全国の県境や市町村境の未定地を掲載。なので、特別ドラマチックな事や事件がある訳ではないが色々興味深く面白かった! 意外と、境界未定のまま放置と言う場所も多いのに驚いた。2020/10/25