内容説明
歌舞伎は物語の筋がわからないと理解しにくいため、あらすじを詳しく解説。そして名場面の写真で劇の雰囲気をつたえた。付録に歌舞伎の歴史、歌舞伎俳優と作者、さらに歌舞伎の世界で使われる用語も解説した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yumiha
27
再読。『渦』(大島真寿美)を読みながら、演目が出てくるたびに本書を調べた。操り浄瑠璃作者だけれど近松半二の関わった演目が、今なお歌舞伎としてかなり生き残っていることを知った。これまで作者が誰なのか全く興味を持っていなかったので、自らの不明を恥じた💦また、『渦』で出てきた文楽や歌舞伎の用語なども調べた。2020/07/03
yumiha
17
『折口信夫と慶應本科』(いとま申してシリーズ第2巻)には、さまざまな演目と役者が出てくる。それで、本書を参考文献として、必要なところだけ読んだ。でも、昭和初期の役者の写真がない。15代市川羽左衛門と五代目中村福助の写真をあとでググってみよう。2018/08/05