内容説明
本の街・東京神田神保町「書泉グランデ」の「数学者の書棚」フェア。本書では、2年間のブックフェア選者13人がフェアのために選んだブックリストと、そのなかでも特に思い入れのある書籍に対して、長めの紹介または短めの一言紹介をつけている。コメントの付いた書籍が233冊、ブックリストに挙がった書籍は全950冊と、広い領域をカバー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まつど@理工
13
自分が今書いている数学のカリキュラム案は、「数学と人生を共にすることができる基礎体力」をつけさせることを目標としています。自分は大学生ですらない高卒の若造ですから、大学数学の「効率の良い」学習カリキュラム?は書けないので、大学数学に関していえば入門書を挙げるに留めますが、このブックリストの本を読むのに苦労しないだけの力はつけさせたいと思う。他に良質なブックガイドに「数学ガイダンス hyper 」「この数学書がおもしろい」があり、前者は特に数学科向けの専門書を網羅していて自分も重宝してます。2014/03/27
元よしだ
7
けっこうな方が「岩波数学入門辞典」を紹介してるのが印象的でした そして「ライプニッツ著作集」 いずれ読んでみたい本は 「群の表現論序説」~~2020/12/29
ろくしたん
3
必ずしも数学の本ではない。が、基本探求心。異色なのは、円城塔。増川敏英も。この本自体、研究雑誌風で、結構読みにくい。本屋大賞とセットで読むと、コントラストがある。当然、ルイスキャロルが出てきたが、なんか高校の文化祭を思わせる一冊。2021/04/30
Sleipnirie
3
数学書の個人的名作のススメ。円城塔の文章の取っ付きやすさ。2016/04/30
しろくまZ
3
定番の本と、後は各自の専門・興味に沿った本が紹介されている。個人的に森さんや益川さんの本棚が気になりました。それにしても高木貞治は偉大ですね。2013/10/11