内容説明
本書は初学者が研究論文に向かうとき、PECOという4つのポイントを手がかりに論文の内容を把握できるよう解説。論文理解に必須の統計知識も読者がほとんど数理的な知識がないことを前提に、「理解」に絞って解説しているため、わかりやすい。初学者に必携の1冊である。
目次
論文のPECOを読む
研究デザインを読む
対象と選択バイアスを読む
データ測定にまつわるバイアス
統計的解析を読むための基礎知識
統計的解析を読む 差の検定編
統計的解析を読む 分散分析編
統計的解析を読む 相関編
統計的解析を読む 回帰分析編
統計的解析を読む 分割表の検定(χ2検定)編
統計的解析を読む 多重ロジスティック回帰分析編
統計的解析を読む 主成分分析・因子分析編
研究論文を読む
著者等紹介
対馬栄輝[ツシマエイキ]
医学博士、理学修士、理学療法士、専門理学療法士(骨・関節系)。1991年3月弘前大学医療技術短期大学部理学療法学科卒業。2000年3月弘前大学大学院理学研究科修了。2006年3月弘前大学大学院医学研究科修了。1991年4月津軽保健生活協同組合健生病院。1997年4月弘前大学医療技術短期大学部理学療法学科(助手)。現在、弘前大学大学院保健学研究科(准教授)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
リハヒロ
2
対馬先生の統計本。とてもわかりやすい。統計の本では一番だと思います。PECOについても誤解していたところがあったけど、読んですっきり解決できました。2014/08/31
おーあみ
0
統計解析について色々書かれていた。例が少ないので、この本を片手に論文を色々読み散らかしてみるといいのかもしれない。2015/11/10
まめ
0
他の方のレビューにもあるように、例が少ないため、本当に統計の知識がない初心者にとっては理解しにくい。 実際に論文を読みながら、自分が必要としている検定や分析の項目だけを見直すという形で使うのがよいのかな。2013/06/28
kumazusa
0
統計用語をまとめて辞書的に説明したって感じの本で解析が何を目的に行われているか、どういうデータにはどういう解析をするべきか、というのは知ることが出来るが、具体的にどういう計算をするからこういう目的があると言えるとかそういうのは全く書いてない。初心者向けの統計の本を読む前に読むと良いかもしれない。理解するのではなくて統計について暗記するためだけの本って感じだったので個人的には不満だった。2012/06/04




