シルエット・ディザイア 年上の恋人

ウィルクス，アイリーン【作】〈Ｗｉｌｋｓ，Ｅｉｌｅｅｎ〉/山口 絵夢【訳】

ハーパーコリンズ・ジャパン（2005/07発売）

• サイズ 新書判／ページ数 156p／高さ 17cm
• 商品コード 9784596510921
• NDC分類 933
• Cコード C0297

内容説明

真剣な恋を知らない男が天使に心を奪われた。四十歳にしていまだ独身貴族のベンは、長いこと女性とまじめなつき合いをしてこなかった。ある夜、凍結した道路で交通事故を起こし、薄れゆく意識の中で自分を介抱してくれる天使を見る。病院で目覚めた彼は思った。もう一度彼女に会いたい！シーリーは事故で負傷した男性ベンを助け、後日彼が自分を捜していると知って病院を訪れた。驚いたことに、彼はシーリーに自宅で介護してくれないかという。誘惑したりしないから、と。彼女はベンの熱心さにほだされ、申し出を受けるが…。

著者等紹介

ウィルクス，アイリーン［ウィルクス，アイリーン］［Ｗｉｌｋｓ，Ｅｉｌｅｅｎ］
９６年の初作でいきなりＵＳＡトゥデイのベストセラーリストに載り、鮮烈なデビューを果たした。これまでに二度、ＲＩＴＡ賞最終選考の候補として名が挙がる。数々の雑誌や作家から賛辞を受け、九十年以上の歴史を誇るアメリカのレビュー専門誌『ブックリスト』は、彼女の作品は“ノーラ・ロバーツが好きなロマンス読者の心にきっと響くはずだ”と評している
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[糸車]

再読。テーマのひとつが不思議な力だと分かったうえで読んでいるのでヒーロー一人称語りのお話にちゃんと入り込めた。ヒーロー40歳、ヒロイン32歳という高めの年齢設定。それぞれ苦労を重ねて今を生きている。幸せになるべき人たちですよ！また弟とその妻とのややこしい関係を思えばヒーローだけじゃなく彼らも苦しい思いをして乗り越えたものがあると分かる。結婚に求めるものはなにかということをこれほど真摯に突き詰めないと最後の一歩を踏み出せないふたりの運命の残酷さについ同情。登場人物たちのしなやかな強さに圧倒された。

2014/12/17

[糸車]

わたしはロマンス小説に超常現象とかを持ち込むのはあまり好きじゃないんだ、と自覚しました。最初からそういうテーマだと知っていたら違う気持ちで読めるのでしょうが、途中からオチがそこにいってしまうとなんだか居心地悪くなります。（リンダ・ハワードの「ふたりだけの荒野」でもそういう部分があったけれど、なくてもよかったんじゃ？という感想を持ちましたし）表紙、タイトルがいい感じで期待したんですけど・・・。悪くないんです、お話は。でもそこにひっかかってしまい、微妙な気持ちになってしまいました。残念。

2013/11/15

[サティーシャ]

まさかの不思議系？凍結した道路で交通事故を起こし、自分を介抱してくれる天使を見る。家族や兄弟との複雑な関係 ・・・ それにしても原題Meeting at Midnightなのに40と32で邦題が年上の恋人ってどうなの？

2015/10/18

[寒上ぺそぎん]

[電本]ファイル整理していて発掘。何やらだいぶ昔に買ったぽいが、内容覚えてない＝読んでない？　という事で一読。おそらくは、ストーリー紹介で買った口だと思われ、内容的には大してこれといったものもなく、読んだ端から忘れていくレベルであった。ヒロインの得意な才能(？)ゆえの利点や悩みがあったりする割に、その辺りがしっかり描き込まれておらず、取って付けたような感じになっているためか。

2012/04/22