創元SF文庫<br> エコープラクシア 反響動作〈下〉

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創元SF文庫
エコープラクシア 反響動作〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 289p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488746049
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

太陽近傍のイカロス衛星網に向かった宇宙船を待ち受ける「小惑星帯の天使」。そして集合精神教団、吸血鬼、ベースラインと呼ばれる現生人類の三つ巴の抗争に、さらなる謎の勢力の影が――超越知性たちの熾烈な生存戦略チェス・ゲームの攻防は、壮絶なる終幕に至る。盤上に生き残るのは何者か? 星雲賞など全世界7冠制覇『ブラインドサイト』の語られざる事実がついに明らかに。本編の序章となる短編「大佐」も特別収録。

ピーター・ワッツ[ピーター・ワッツ]

嶋田洋一[シマダヨウイチ]

内容説明

太陽近傍のイカロス衛星網で待ち受けていた“小惑星群の天使”。そして集合精神教団、吸血鬼、現生人類の三つ巴の抗争に、さらなる謎の勢力の影が。超越知性たちの熾烈な生存戦略チェス・ゲームの攻防は、壮絶なる終幕に至る。盤上に残るのは何者か?星雲賞など全世界7冠制覇『ブラインドサイト』の語られざる事実がついに明らかに。本編の序章となる短編「大佐」も特別収録。

著者等紹介

ワッツ,ピーター[ワッツ,ピーター] [Watts,Peter]
1958年カナダ・カルガリー生まれのSF作家、海洋生物学者。2006年発表の長編『ブラインドサイト』(邦訳2013年)では、星雲賞海外長編部門ほかフランス・ロシアなど6ヶ国で7つの賞を受賞し、現代随一のハードSF作家として世界的な名声を博す。中編「島」で2010年ヒューゴー賞中編部門を、短編「遊星からの物体Xの回想」で2011年シャーリイ・ジャクスン賞短編部門を受賞

嶋田洋一[シマダヨウイチ]
1956年生まれ。静岡大学人文学部卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

miroku

23
知性に意識は必要かを問うた前作『ブラインドサイト』。続編は超越知性としての神の存在を問う。2018/05/29

to_chan

14
ピーター・ワッツはこの作品を書いてる時は常に全裸だったらしい。これだけで大傑作は保証されている。吸血鬼とゾンビと超越知性たちが全力でゴキブリのような人間を否定するカタルシス。ゆえに浮かび上がる儚い存在。 超難解だが大丈夫! 解説に全部書いてあるぞ!2020/06/05

イツキ

9
自分の体に拡張を行なっていないただの人間であるダニエルの視点から見た超越知性たちの戦いは非常に難解でそして人類は時代遅れなのだということを訴えかけてくるようでした。ブラインドサイトからテーマとして言われている意識の不要論、そして自由意志は存在するのかという問いは容赦なく叩きつけられてくる印象を受けました。ニューロンは自発的に発火しない、自分でスイッチを入れることはできないと言われると反論はできませんがあって欲しいとどうしても考えてしまいます。2018/03/18

qoop

9
個人、人間性、意識など現行の人間を人間たらしめている主要素を捨象し、新たな要素を上書きした後の人間存在を探る思考実験的ハードSF。数々の超越的な人類亜種や宇宙生命を登場させつつ主人公を凡庸な人間とする物語/展開に疑問を感じながら読み進めたのだが、ラストで納得。SF的な小道具とその設定は見事に飽和していて、過剰なまでの詰め込み具合に、それでこそ!と膝を打ちたくなる。2017/05/29

銀河ヒッチハイカー

8
上巻読了後に「話が全然進んでいない」と書いたが、下巻と解説を読み終えてまったく読み込めてなかったことが露呈した。伏線や登場人物たちの行動理由がわかってくると、上巻でも激しく話が展開している事が理解できる。最新の科学を扱いながらも展開の仕方が懐かしいハードSF。2017/03/03

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