創元SF文庫<br> 折り紙衛星の伝説―年刊日本SF傑作選

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創元SF文庫
折り紙衛星の伝説―年刊日本SF傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 618p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488734084
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

2014年の日本SF短編から、星野之宣、諸星大二郎、長谷敏司、三崎亜記、円城塔、堀晃、宮内悠介、酉島伝法、草上仁、オキシタケヒコ、矢部嵩、理山貞二、田丸雅智、高島雄哉、下永聖高、遠藤慎一、伴名練の傑作17編を収録。巻末には第6回創元SF短編賞受賞作と選評を掲載。編者による各作品解説や年間日本SF概況、短編推薦作リストなど解説記事も充実した、2014年の日本SFがすべてわかる年刊ベストアンソロジー。

著者等紹介

大森望[オオモリノゾミ]
1961年高知県生まれ。京都大学文学部卒。翻訳家、書評家。編著の書き下ろしアンソロジー“NOVA”シリーズで2014年日本SF大賞特別賞を受賞

日下三蔵[クサカサンゾウ]
1968年神奈川県生まれ。専修大学文学部卒。書評家、フリー編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みっちゃん

90
何と言っても一番のお目当ては酉島伝法さんの【環刑錮】終身刑の刑罰に、知性や感覚は元のまま、巨大ミミズに変容させられて、汚染された土壌を蠢く、相変わらず設定がすごい。恒例の作者自身の手になる挿し絵も非常に想像しやすくて、とにかくうにょうにょ…でも切なくて悲しい結末だったなあ…初読みの高島雄哉さんの【わたしを数える】も良かった。番長皿屋敷のお菊がSFで料理されると、こんな話になるんだ!と嬉しい驚き。温かい気持ちになれるラストも良かった。2015/09/09

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42
⭐️⭐️⭐️⭐️☆。面白いかどうかだと⭐️×3だけど、好みで一個オマケかな。実験的な作品はちょっとエグい感じがして読めなかったり読み辛かったりするけれど決して嫌いではなかった。もう、このシリーズは3冊目だから慣れたけど大きなカタルシスとかオチとか求めては駄目なのね。一番面白かったのは「猿が出る」。「φ」「薄ければ薄いほど」「教室」「緊急自爆装置」「わたしを数える」「イージー・エスケープ」等が印象に残りました。ごちそうさまでした。?2017/11/16

月世界旅行したい

37
今回は最近の新人賞出身者が多めな巻に。(ハヤカワ出身もひとりいるよ!) 他の方の感想でも書いてある通り、今回のベストは酉島さん。長谷さんの別の作品が載れば話は違ったかも……。新人賞受賞作は同作者の『ウは宇宙ヤバイのウ』の方が個人的には好み。空母の名前には笑った。そして、伴名さんは寡作っぷりとその作品の出来の良さから日本のテッド・チャンみたいになりつつあると思うのは私だけだろうか?2015/07/01

陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙とロケットが好き

28
あの子がお勧めしてくれた表題の折り紙衛星。衛星「あかつき」が見つけた居住する可能性のある地点。「金星の空をいつまでも飛び続けられる飛行機を作ろう。何度でもやり直し折り直そう」喪失感から浮遊したままの私に軌道修正可能のエントロピーへと。何度でも折り直せばいい。想いのリソースは枯れることは無い。君はいつも少ない言葉で、風のように私の琴線に触れていく。2015/12/04

マリリン

27
円城塔、諸星大二郎以外は知らない作家の作品だったが下永聖高「猿が出る」・理山貞二「スピアボーイ」(森博嗣の作品を思い出した)宮内悠介「薄ければ薄いほど」・高島雄哉「私を数える」・が印象に残る作品だった。諸星大二郎「加奈の失踪」はホラー感があり意表をつかれた。2019/08/31

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