創元SF文庫<br> 模造世界

創元SF文庫
模造世界

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  • サイズ 文庫判/ページ数 328p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488713010
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

電子的な仮想社会を創造し、そこに仮想人物たちを住まわせる、画期的な社会環境シミュレーターが計画された。だが、その完成を目前に開発者が死亡する。仕事を引き継いだ主人公に、開発者の友人が密かに告げた。「あの死は事故ではない」と。しかし彼は直後に姿を消し、奇妙なことに、そんな男など知らないと誰もがいいだした。現実の歯車がくるいはじめる。SFミステリの逸品登場。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ニミッツクラス

26
00年(平成12年)の税抜580円の創元SF文庫初版。99年に“13F”として映画化したが収支トントンで、同年の“マトリックス”の影になった。本書は原題も内容もディック風味ながら、初出64年で2034年設定のバーチャル物の“三重構造”世界の構築は高く評価できる。主人公ダグは自分がプログラムの一部である事、そして削除されかかっている事に気付く。同時に真正世界でのシステム終了も阻止しなければならない。著者ガロイは本邦では知名度低いが、本書を構成する力量があるのだから、創元は短編集を刊行して欲しい。★★★★☆☆2021/05/28

maja

19
仮想人類がリサーチのために創造される社会。開発者フラーの謎の死によって疑問が浮かぶと変化する自分の現実が、実は電子的プログラムの反映でしかないことを知ったホール。上方からの干渉を受けて揺らぐ現状のなか消去されることに戦慄きながら彼は奮闘する。ゴツゴツした勢いを持った展開が魅力的だ。いろいろ引き寄せてくるものがあってディックの「ユービック」とかまた読んでみたくなる。2021/05/28

けいちゃっぷ

13
50年以上も前の作品なのに、仮想社会を作り仮想の人間に活動をさせるというアイデアに驚いたが、市場調査が一大産業になっているキッチュさが、なんとなくディックを連想してしまった。 途中までは面白かったが、オチはなんとなく見えていたので驚きはない。 どこまで行っても上層階があるならば絶望しちゃうかもしれない。 328ページ 2016/05/01

yendows

6
現実世界の市場調査を簡単にする為に仮想社会を作りその中に仮想人間を活動させる。主人公はその機械の開発者。周りでは不審死があったり、忽然と人が消えたり。設定から大体先が読めるのだが、話のタネ以上に楽しめる。我思う故に我在り的な、哲学考察とか。心理コンサルタントとの問答とか。心理的な面で理詰めなところが特徴で面白い。あと、表紙の絵から、どうしても板橋しゅうほうのマンガ「アイ・シティ」を思い出してしまう。2014/05/25

まなな

3
いまGoogleとかがやってるトラッキングを世界のシミュレーターでやるみたいな出だし マトリックスみたいな こういうこと考えたことあってこわいけど、こんな終わりでハピエンみたいになっていいんかな??という疑問が残るな2021/12/20

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