出版社内容情報
キム・スタンリー・ロビンスン[キムスタンリーロビンスン]
著・文・その他
大島豊[オオシマユタカ]
翻訳
内容説明
火星表面には数多の巨大テント型居住施設が完成し、地球から数万の植民者が送り込まれてきた。また人と資源の移送を容易にするため、火星上空の衛星軌道にまで達する人類初の宇宙エレヴェーターの建造も始まる。だが、この星は地球の延長ではない。そしてある日、革命が勃発する。各地の植民街が決起し、ついには宇宙エレヴェーターが衛星軌道から落下しはじめた。空前の崩壊劇!ネビュラ賞/英国SF協会賞受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
25
下巻、人々の対立が表面化し崩壊していく。 ハードSFと思って読んでたらコミュニティと政治の話になり、と置いていかれ気味で読了。本作はシリーズもので残り2作あるが厳しいかも。ここまでにしておきます。2026/05/27
34
19
資本主義の外側が想像できないのなら、火星に行けばいいじゃないというスタンスで書かれた小説かとおもいきや、火星を植民地化するほど科学技術の発展した世界、「グローバルな」企業が火星のユートピア化を見逃すはずもないのだった。火星では新しい資源の発掘と延命技術の開発が進み、それは地球の政治状況に対しても深刻な危機をもたらす。火星のユートピア化を模索する勢力のまえには、厳しい現実とそれを吹き飛ばす壮大なカタストロフィが待ち受ける。まだ3部作の1作目。ユートピアがんばれというスタンスでもう少し読み進めてみようか。2017/06/04
月をみるもの
9
アメリカ人は「月は無慈悲な夜の女王」みたいな植民地独立ものが好きだし、アリゾナとかは風景も火星に似てるから、火星独立ネタが受けるんだろね、、、とか舐めたことを思って、ずっと放ったらかしにしてたんだけど、これは「火星の人」とか「火星縦断」を遥かに超える、まさに火星SFの金字塔であった。詳しい感想は、続きのグリーンとブルーで。2025/09/02
SINKEN
9
【総評】★★★★☆ 【感想】長かったけど読んでよかった。よくまぁこれだけリアルに描けるなぁと感心してしまう。読み進むにつれ、緑化に対する賛否対立はあるものの、初期の荒涼とした火星の地は、入植者たちによって緩やかにハビタブルな世界へと変り行く。やがて、増え続ける入植者たちの受入れ問題や、鉱物資源を巡る地球側との対立が激化し、惑星全土を巻き込む大きなうねりへと変わっていく。比較的穏やかに進む前半の開拓時代に比べ、後半の怒涛の展開には思わず息をのんでしまう。最後に現れるあの人がグリーン・マーズのキーマン?2017/08/28
ettyan えっちゃん
8
何年ぶりかに(十数年ぶり?)に再読して,ようやく読了。上巻がじりじりと火星に住み始めた展開で,下巻は圧倒的な革命とカタストロフィーがおとずれる。 最初の百人は,さすがに感情移入していくので,こうなっていくのは少し寂しい。すぐに続刊が読める幸せをかみしめながら読了。2017/06/25




