内容説明
ぼくの記憶はすり替えられている誰が何の目的で? 冒険SF大作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニミッツクラス
22
86年(昭和61年)の380円の初版。280頁弱だと当時妥当な値段で、ゼラズニイとセイバーヘーゲンの共著だからもう50円ほど高くても売れたとは思う…けど、話は期待よりプラトー。アングラ・エネルギー社の“先端テク”は安価で無尽蔵のエネルギーを供給して世界を一変させる。その“先端テク”は超能力者の関与があり、他社のキーパーソンを“消す”事だって“先端テク”の一つだ。電子回路を非接触で操作できる主人公ドンは記憶に違和感があり、女友達コーラの失踪との関連を調べる。神学論は無いが結末には意外な一面も。★★★★☆☆2020/05/04
スターライト
10
ゼラズニイとセイバーヘーゲン。二人が合作するとどうなるのか。SFと神話の融合が特徴の前者、〈バーサーカー〉シリーズでその名をSF史に残す後者。近未来のアメリカ、記憶喪失の主人公ドンがその原因を探ろうとすると、必ず妨害が。そして断片的に甦る記憶のピースが次々とはまっていくにつれて、自分の出自を思い出していく。自分の上司であり、エネルギー危機を独占的に「解決」しようとする大企業の社長と元同僚との激しい追跡を逃れ、ガールフレンド、コーラの救出はなるのか。息詰まる展開の果ては、まさかのラスト。こんな結末は予想外。2018/06/11
海
1
主人公はコンピュータに入り込める特殊能力を持ち、コンピュータに入り込むことを"コイルする"と呼ぶ。電脳コイルのコイルってどこからきてるのかなと思い、これかなと思って読んでみた。どうなんですかね。中身は軽快なアクション。なかなか好きな作品です。2021/09/14
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