内容説明
地球はかつて土星の衛星であった!?土星の衛星に住むクロニア人科学者たちは、地球の科学者にとって到底受け入れがたい惑星理論を展開する。太陽系は何十億年も同じ状態を保ってきたのではない。現に今、木星から生まれた小惑星のアテナは突如彗星と化し、地球を襲おうとしているのだと。物議を醸したヴェリコフスキー理論を大胆に応用、宇宙の謎に迫るハードSF新三部作開幕。
著者等紹介
内田昌之[ウチダマサユキ]
1961年生まれ。神奈川大学外国語学部卒業。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
SINKEN
7
【総評】★★★☆☆【感想】ヴェリコフスキー理論のホーガン流アレンジ版といったところでしょうか。いわゆるトンデモ理論として学会から完全に見放された太陽系の成り立ちについて、ホーガン独自の解釈を加えてハードSFに仕立て上げた作品だと思います。一応3部作として考えられていたようですが、結果次作の『黎明の星』で幕切れとなってしまったようです。自分的にはこの本で初めてヴェリコフスキー理論なるものを知ったので偏見なしでそこそこ楽しめました。ただ、上巻は登場人物の多さや場面切替わりの激しさで少し辟易します。2022/04/26
Quijimna
4
設定とストーリーの壮大さに期待しながら読んでるけど、本当にこれだけの登場人物が必要なのかな〜。★★☆☆☆2015/08/17
LongRide Taka
1
やや小ネタ的なテーマ。主人公もなんかセレブ。大好きホーガンで上下巻買ったけどね。中断です!
Tatsuo Eguchi
1
生まれて初めて読んだ文庫本は、エドモントハミルトンという作家のスペースオペラもの。その後、クラークなどを読み漁り、高校生の頃にたどりついたホーガン。ハマりまくっていた。当時本になっていたものは全て読み、その後すっかり忘れていた。ところが先日、コンビニで「星を継ぐもの」のマンガを発見。マンガになっていたことも驚きだった。気になり、調べてみると、その後にたくさん執筆していることがわかり、取り急ぎ読んだのが本書。ホーガンらしいハードさはそのまま、説明臭さもそのまま。あまりに懐かしくて、いつものコメントができなか2015/10/12
少穆
1
うーん。星を継ぐもののほうが面白いかな。2015/10/01