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創元SF文庫
レッド・プラネット

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  • サイズ 文庫判/ページ数 309p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488618056
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

火星開発を司る“カンパニー”は、入植者たちの実情を無視した強引な植民計画を立案した。実施されれば、多数の死者がでることはまちがいない。計画を知ったジムとフランクは、これを阻止せんと奔走し、入植者たちの決起を促す。だがカンパニーの対応は素早く、彼らは学校の建物に追いこまれ、包囲されてしまった!局面打開の方法はあるか?巨匠ハインラインの初期名作登場。

著者等紹介

ハインライン,ロバート・A.[ハインライン,ロバートA.] [Heinlein,Robert A.]
1907年ミズーリ州生まれ。39年にSF作家としてデビュー。アーサー・C・クラーク、アイザック・アシモフと並んで絶大な人気を誇り、生涯に4度ヒューゴー賞を受賞している(56年刊『ダブル・スター』、59年刊『宇宙の戦士』、61年刊『異星の客』、66年刊『月は無慈悲な夜の女王』)。1988年没

山田順子[ヤマダジュンコ]
1948年福岡市生れ、立教大学社会学部社会学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かとめくん

16
自分の知っている火星とはずいぶん違った姿の火星を舞台に、少年たちの冒険を描く。少年たちの正義感あふれる(ちょっと無鉄砲な)行動と、不思議な火星人たちとのかかわりが、危機に落ちた火星入植者コロニーを救うため動き出す。典型的な勧善懲悪ジュブナイル。いい齢をして、いまだこういう話を読むとワクワクするものです。あ~楽しかった。2019/11/19

roughfractus02

9
火星を舞台に自由と独立を掲げるフロンティア精神をジュブナイルとして仕立てると、人間が前提だった冒険物語のパターンの前提が揺るがされるかのようである。1949年刊の本書では血気盛んな2人の若者が過酷な火星環境を縦断するのだが、人間と異なる火星の生命体の描写が入ると、作者自体が捉えどころのないこの生命体にファースト・コンタクトしているようなプロットレベルでの揺れが後半の物語自体に反映しているように思える。一方その揺れには、フロンティア精神を征服や支配から引き離し、異質さと多様性に開こうとする意欲も感じられる。2023/11/05

サンハウス

5
主人公のジムと火星の不思議な球体生物バウンサーのウィリス(ジム曰くペットではない)、そして親友のフランクが学校で寮生活を送ることになるが、新しく着任した校長が生徒たちを取り締まり始めた、という火星のハリーポッターの様な雰囲気。が、ジムたちは偶然火星総支局長の陰謀を知ってしまい、急転直下物語は入植者たちの権利を懸けた戦いへ…。『ハーイ、ジム・ボーイ。ハーイ、フランク・ボーイ』ふわふわボディーのウィリスの喋る片言が可愛い。むしろ主人公より存在感がある。70年近く昔の火星感も、古き良きSFを感じさせて魅力的。2017/05/09

サスケ

5
★★★★☆ 自由と独立を感じさせるハインライン一流のジュブナイル。古い文庫 (B000J6V4VY) を読んだ。古い文庫の表紙の方が話とのイメージが一致する。2017/03/09

仲本テンカ

5
2人の勇敢な少年、ジムとフランク。火星生物でありながら、彼らの大切な友人のウィリス。これは、彼ら2人と1体の、絆と信念の物語です。ジムは勇敢で実直。フランクは、鋭くて優しい。そして、彼らの友人ウィリス。彼は、丸いゴムまりのような体に、三本のお目目。みっつの突起した足をもち、そして、人の言葉をオウム返しで話すことができます。私は、ウィリスを、アニメ『機動戦士ガンダム』に出てくる、『ハロ』のような存在に感じました。激しい戦闘さえも緩和させてくれるウィリス。私も、そんな彼と、友人に成りたいものです。2012/10/08

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