創元SF文庫<br> 異星の客

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創元SF文庫
異星の客

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  • サイズ 文庫判/ページ数 781p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488618032
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

【ヒューゴー賞受賞】
宇宙船ヴィクトリア号が連れ帰った“火星からきた男”は、第1次火星探検船で生まれ、火星に生き残った唯一の地球人だった。この宇宙の孤児をめぐってまき起こる波瀾の数々。円熟の境にはいったハインラインが、その思想と世界観をそそぎこみ、全米のヒッピーたちの聖典として話題をまいた問題作。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

138
1960年代のガリバー旅行記的印象。原題は「stranger in a strange place」彼は、地球人だが火星で暮らしていた人。開拓した遠い島で生き残った男が、先祖のいる国に帰ってきたととらえれば舞台はすべて地球でもかまわないはずだ。本来の国であるべき場所で感じる違和感。その中で彼の思想に起こる強い変化。だから異星は必ずしも火星である必要はなく、それは小説が書かれた時代を反映しているのだろう。いわゆるSF的な昂揚感は少なく、後半の展開に論理的つながりを感じられず、終盤は読むのに苦労した。2017/06/10

Aya Murakami

126
水を飲みかわすと水兄弟になる…なんだか任侠っぽい設定のSF小説です。なので水兄弟というオリジナルワードは義兄弟と脳内変換して読み進めました。 地球にやってきた火星出身者はだんだん地球の知識を身に着けついには宗教も理解するようになります。すべての宗教すべての人間が神様…、この辺は微妙に神道っぽいかも? かなり長くて宇宙規模のスケールの大きさの作品なので理解が追い付いていない状態ですが、おそらく異質な価値観によるキリスト教への脅威がメインテーマなのでしょうか?2020/08/13

まふ

115
約800ページの大長編SF。火星探検隊の生き残り2世のマイクが地球に連れて来られ、ゼロからの地球文明教育を受けて汎神論的な教理の新たな宗教団体を創設するまでに至る。が、馴染めない群衆に襲撃されて命を落とす…。彼を表裏に亘り支援する老学者ジュバルの言動がほぼ中心となって物語は展開するが、皮肉も効いて笑える。が、かくも長大な作品とした作者の意図がよく読めない。既存の宗教が物足りないことを訴えたかったのだろうか。もっとコンパクトな作品でも十分表現できたのでは?と思う。G470/1000。2024/03/22

Willie the Wildcat

77
Pアレン氏とのゲイツ氏のエピソードを知り、手に取った一冊。砂地に水がしみ込むように、様々な感情を通して垣間見るヒトの本質。「グロク」し、問題提起。愛を基軸とした普遍性の追求と訴求。”異星”を言い訳とした欲による理想郷と、辿り着く驕り、「汝は神なり」。SFだから、で片付けられない現実の数々、シニカル。故にあの結末、という感。ネットも無い発刊当時の環境。あとがきで知る当初の構想にも驚きはない。それだけヒトの持つ”矛盾”の広さと深さを暗喩。2023/08/25

かえで

50
SF巨匠による800ページの超大作。怪作にして快作。あらすじは火星から来た男スミスは、火星探検船で生まれた唯一の火星での生き残り地球人。そんな彼を巡るあれこれ。この作品は100編の短編、1ダースの長編のアイディアが詰め込まれており、その内容をこんなに短いスペースで書くのは困難です…「SFが良き文学であるということを証明した」作品と言われており、正にその通りだと思う。宗教、政治、性、思想…多くのテーマからなり、風刺とユーモアも無数に散りばめられている。読んでも読んでも読み終わらない、正に超大作の名作です。2015/10/04

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