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創元推理文庫
シルヴァー・スクリーム〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 426p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488584054
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

とにかく映画にまつわるホラーを――そんな編者スカウの呼びかけに馳せ参じたホラー界のスター作家たち。あらゆる恐怖の物語が勢揃いする、究極の映画ホラーアンソロジー。

内容説明

ホラー映画のタイトルを交えながらストーリーが展開するウィンターの異色作「危険な話、あるいはスプラッタ小事典」、重大な決意をした女性の姿を異様な迫力で描くスキップの「スター誕生」、閉館した映画館で男が出逢う戦慄の体験を綴るキャンベルの「廃劇場の怪」。最高のホラー作家たちが生み出した、この世にあってはならない悪夢が集う、究極の映画ホラー・アンソロジー。

著者等紹介

田中一江[タナカカズエ]
英米文学翻訳家。東京女子大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

51
巻末の“とどめの一劇”のホームコメディな内輪ネタのおかげで下巻に収められた作品の印象が薄められてしまい、これがまさしくとどめの一撃!しかしそれにもめげず印象に残った“夜はグリーンファルコンを呼ぶ”はアナザーウォッチマンといった趣で良し、“映魔の殿堂”この結末でさえなければと…2014/08/18

HANA

40
映画を題材にしたアンソロジー第二幕。小品からボリュームたっぷりの中編まで、活劇めいたものから本格なものまで幅広く集められている。最初の一人の男が自分の矜持を取り戻す「夜はグリーン・ファルコンを呼ぶ」で自分の中の映画魂を揺さぶられる。上手いのはホラー映画の題名順にストーリーが進行していき、それが映画の内容に被るという「危険な話、あるいはスプラッタ小辞典」かつてのオタクバッシングを知る者にはラスト快哉を叫ばずにはおられない「映魔の殿堂」と実にいい作品が揃っている。映画好きは読んで銀幕の魔に絡み取られるべし。2014/01/25

hit4papa

26
映画がテーマのホラーアンソロジー(下巻)です。日本ではあまり翻訳がされてませんが、ホラー界の大御所ラムジー・キャンベルや、最近とんとお目にかからないロバート・R・マキャモンの作品が収録されています。連続殺人鬼を追う老俳優のアメコミ的活劇を描いたマキャモン「夜はグリーン・ファルコンを呼ぶ」がなんといっても秀逸です。その他、ドライブインシアターで繰り広げられる阿鼻叫喚の宴 マーク・アーノルド「映魔の殿堂」は、悪魔的ともいえる破壊力抜群のイメージに酔いしれました。キング、クーンツが不在なの残念でありますか。2017/09/08

かわうそ

18
上下巻通じて玉石混淆を予想していたけど全編期待以上にレベルが高くて大満足。映画愛に溢れるマキャモン「夜はグリーン・ファルコンを呼ぶ」が出色。オチが笑える「特殊メイク」、怪異大盤振る舞いの「映魔の殿堂」、切なすぎる「カッター」などが好み。2014/01/09

白黒豆黄昏ぞんび

15
最後に収録されていた「映魔の殿堂」が映画化されたら面白いだろうな。2014/05/17

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