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98.8.14
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Panzer Leader
55
【日本の夏は、やっぱり怪談】〈其の二・洋編〉ゾンビをテーマにしたアンソロジーの後編。全編読んで思うのはゾンビを主役にした小説はなんか似たり寄ったり。ランズデールの作品やゾンビの傭兵部隊等面白い作品もあった。映像では映えるかもしれないが小説の題材としては難しいのでは。ホラー好き・ゾンビ大好きって人にしか薦められない。2021/07/11
のぼる
20
ゾンビアンソロジー下巻。マキャモンの「私を食べて」が、意外性があって面白かった。ただし、怖くはない。本当にゾンビに会えば笑ってられないだろうが、あまりに大勢のゾンビが出てくるシチュエーションは、不思議と滑稽さも伴い、恐怖心が湧きづらい。上下巻を読み、1979年公開の「ゾンビ」を友人たちと観た記憶が甦った。また怖い小説を求めて、さまよいます。2017/04/12
くさてる
20
ゾンビホラー・アンソロジー。スプラッタホラーの色合いが濃くて、ちょっとドギつい内容の作品が揃っています。下巻のお気に入りは、マキャモン「わたしを食べて」ゾンビ同士の純愛を遠慮なくグロテスクに描きながらもおかしさと哀しさが混じり合った読後感が良かったです。2015/06/30
あおさわ
11
マキャモン「わたしを食べて」が出色。「嗤う伊右衛門」のラストにも似た究極の愛情が短いページ数に込められてて、少し泣きそうになりました。ちょっと読みづらいのも何作かありましたが、好きなのとダメなのが個人的には半々くらいか。ボイエット「パヴロフの犬のように」は読み応えありです。あとはランズデール「キャデラック砂漠の奥地にて…」も面白かった。「がっちり食べまショー」はもっとふざけてほしかったです;邦題と同じくらい。2012/02/17
王天上
8
ゾンビという縛りはけっこうきついみたいですね。似たような作品になりがちな印象だ。2016/10/18