内容説明
ニューヨークの学校で講座を持つジェラミイは、田舎町の貸家で、休みのあいだゴティック・ロマンスの研究にいそしむことにした。バスに揺られて着いた先は、古くからの信仰を守る、小さな共同体だった。そこで彼は墓地を見つけた。百年も前の同じ年、子供たちを含む一家８人が没していた。ひとりの男の子が火をつけて大火事を起こしたという。いっぽうニューヨークでは、謎めいた“老いた者”が「儀式」の準備をととのえていた。彼は独白する。既に男は選んである。女を見つけなければならない…。英国幻想文学大賞を受賞した、ホラー巨編登場。
著者等紹介
大滝啓裕［オオタキケイスケ］
１９５２年、大阪市生まれ。翻訳家
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感想・レビュー
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**クトゥルー**感想は下巻でまとめます｡2012/11/09
AR読書記録
1
全く前知識なしに読み始めました．そのあとちょっと調べたのだけれど，相当恐ろしい話みたいですね．しかし，上巻を読み終わった時点では，まだほとんどそういう気配はありません．とりあえず，周囲とほとんど隔絶した宗教的コミュニティのあり方には興味がわきます．あと，主人公であるところの男女がどちらもたいへん人間的魅力には欠けるので，下巻で二人がどう襲いくる危険から逃れるのか，ドキドキゾクゾク，みたいな感じはなくて，別に生け贄でもなんにでもなっちゃえば〜とどうでもよく思う自分がいる．さて，どういう方向に向かうんだろう．2012/03/29
伊佐奈
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長い長い助走の続く上巻。下巻にあるだろう度肝を抜く展開を信じて、読み進めることにします。2012/01/28
