Minerva21世紀ライブラリー
歴史の文体 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 269,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623029136
  • NDC分類 201.2
  • Cコード C3322

出版社内容情報

【内容】
ギボン、ランケ、マコーレー、ブルクハルトら歴史家の歴史叙述の文体を中心に、「歴史は科学か芸術か」という歴史についての基本的な問いに答えようとする。「歴史とは何か」にせまるユニークな歴史=歴史家論。

【目次】
はじめに
序章 スタイル 表現形式から内容へ
  ギボン 古代の政治家にまじった近代の皮肉屋
  ランケ 恭しき批判者
  マコーレー 知的享楽者
  ブルクハルト 真理を宣べる詩人
終章 歴史の文体について
訳者あとがき
新装版のための訳者あとがき
文献目録
索  引

内容説明

歴史叙述のスタイルに焦点をあてる。ギボン、ランケ、マコーレー、ブルクハルトら歴史家の歴史叙述の文体を中心に「歴史は科学か芸術か」という歴史についての基本的な問いに答えようとする。「歴史とは何か」にせまるユニークな歴史=歴史家論。

目次

序章 スタイル―表現形式から内容へ
1 ギボン―古代の政治家にまじった近代の皮肉屋(学者;皮肉屋)
2 ランケ―恭しき批判者(劇作家;科学の人;信仰の人)
3 マコーレー―知的享楽者(文体の曲芸師;父の子;自由主義者)
4 ブルクハルト―真理を宣べる詩人(傭兵隊長;詩人)
終章 歴史の文体について

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サアベドラ

12
18~19世紀の著名な歴史家をとりあげ、その文体を論じる。著者はフロイトの伝記で知られるアメリカの文化史家ピーター・ゲイ。扱っている4名の作家(ギボン、ランケ、マコーリー、ブルクハルト)のうち、マコーリーはそもそもよく知らないのでパス、ランケとブルクハルトは原文の引用を読んでも(私のドイツ語能力が足りないせいで)いまいちピンとこなかった。唯一わかったギボンについてはとてもおもしろかった。ゲイが指摘する通り、彼の英語はまさにタキトゥスそのもので笑ってしまった。2015/01/14

青色

3
序章読んで面白い試みだな〜と思ったんだけど個別の話がそれほど面白いと思えなかったのはたぶん取り上げられている人のことをよく知らないからだろうな。なんとなくE.H.カーの論と似てると思ったんだけどこの著者はカーとは違うと言っててその違いがいまいちよくわからなかった。歴史とは何かも読み直そうかな2017/07/13

ちいだ

0
学部の卒論時に手にとって目から鱗だった気するが、「具体的にどこが」を失念したので再読したい…

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