感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
noémi
13
さては初デュマか、と思いきや結構今まで読んでいました。がなかなかその世界観に入っていくのが難しい小説でして、かなり苦戦しました。本書はあの『ベルばら』で描かれたような単純な話ではなく、もうちょっと複雑です。それぞれ癖のある人物描写がすばらしい。どうもこの事件の「運命のへら」を握る人物はカリオストロ伯爵のようです。冒頭のエピローグの話がパンチが利いていました。2017/10/26
鐵太郎
12
この物語は、歴史の史実である「アントワネット王妃の首飾り事件」を元にしています。あの時代、もしかしたらあり得たかもしれない物語を、デュマという希代のストーリーテラーが作り上げたもの。初っぱなの二編の短編とも言うべきプロローグから始まって、見事な展開で読者を引きつけます。素敵。2007/02/14
viola
10
マリーアントワネットの首飾り事件といえば・・・・『ベルサイユのばら』でしか知りません。ジャンヌはもちろんのこと、オリヴァまで出てくるのですね。マリー・アントワネットは150万フランもする首飾りを物凄く欲しがるのだと思っていましたが、(確かに欲しがりはするけど)首飾りよりも軍艦を選ぶという善き王妃。上巻後半から徐々に引き込まれていきます、さて、どうなるか。それにしても文庫で630ページほどというのは厚くて重い!2011/12/22
冬至楼均
3
フランス人なら時代背景をよく分かるのだろうけど、日本人には少々分かりにくい。それでも読ませてしまうのはさすがデュマ。2014/05/24
のんちゃん’
2
★★★600頁もなんのその。どの登場人物も魅力的で、あっという間に読み終えました。さすがデュマ!詳しい感想は下巻で。2015/05/11