出版社内容情報
ちょっと訊きづらいですが……
真剣に、されど自由に
道を究めた達人たちの極意
他に類を見ないインタビュー集、初の文庫化
北村薫インタビューを新規収録
各務三郎が「ミステリマガジン」編集長時代を、皆川博子が少女時代の読書体験を、三谷幸喜が「作戦もの」の魅力を、法月綸太郎がアントニイ・バークリーの読み解きを、石上三登志がミステリの楽しみ方を、松岡和子が戯曲を翻訳する喜びを、和田誠が戦後のアメリカ文化を、はじめて語ってくれた。〈短編ミステリの二百年〉で日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞に輝くアンソロジスト・評論家による類を見ないインタビュー集、待望の文庫化。北村薫が「良き読者」としての在り方を語る新規インタビューを特別収録。
■目次
各務三郎 「ミステリがオシャレだったころ」
皆川博子 「皆川博子になるための136冊」
三谷幸喜 「理想の作戦ものを求めて」
法月綸太郎「本格推理作家はアントニイ・バークリーに何を読みとるのか?」
石上三登志「札付きファンのミステリの接し方」
松岡和子 「戯曲を翻訳する幸せ」
和田誠 「バタくささのルーツを探る」
北村薫 「良き作品の良き読者であるために」
内容説明
各務三郎に海外ミステリの魅力を、皆川博子に本に溺れた幼少期を、三谷幸喜に理想の「作戦もの」を、法月綸太郎にバークリー作品の真骨頂を、石上三登志にヒーロー論での読み解きを、松岡和子に戯曲を翻訳する困難さと楽しさを、和田誠にアメリカ文化に触れる喜びを、北村薫に「良き読者」であるための秘訣を語ってもらいました。他に類を見ないインタビュー集が待望の文庫化。
目次
各務三郎―ミステリがオシャレだったころ
皆川博子―皆川博子になるための136冊
三谷幸喜―理想の作戦ものを求めて
法月綸太郎―本格推理作家はアントニイ・バークリーに何を読みとるのか?
石上三登志―札付きファンのミステリの接し方
松岡和子―戯曲を翻訳する幸せ
和田誠―バタくささのルーツを探る
北村薫―良き作品の良き読者であるために
著者等紹介
小森収[コモリオサム]
1958年福岡県生まれ。編集者、評論家、作家。大阪大学人間科学部卒業。演劇評論家、文芸書の編集者として活動するほか書評・ミステリ評論の分野でも精力的に活躍する。2022年、三世紀にわたる短編ミステリの歴史を俯瞰したアンソロジー&評論書“短編ミステリの二百年”(全6巻)で第75回日本推理作家協会賞および第22回本格ミステリ大賞(ともに評論・研究部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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