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創元推理文庫
Dカラーバケーション―インディゴの夜

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488468040
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

2部制に営業形態を変え、新メンバーも加わったclub indigo。憂夜からの突然の休暇願、その間のおかしな客が、indigoに事件をもたらす。ますます冴えを見せる、シリーズ第4弾。

内容説明

風営法の改正に合わせ、club indigoは営業形態を変更。若手ホストが接客する、よりカジュアルな二部を設け、集客に効果をあげていた。だが、イマドキな若手ホストは都市伝説がらみのトラブルを運んでくるし、晶は豆柴と殺人事件に巻き込まれるし、憂夜が休暇を取れば厄介な問題が発生するしで、相変わらずの大騒動。新キャラクターも登場し、ますます好調のホスト探偵団シリーズ。

著者等紹介

加藤実秋[カトウミアキ]
1966年、東京生まれ。2003年「インディゴの夜」で第10回創元推理短編賞を受賞。2005年受賞作を含む連作集『インディゴの夜』を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

財布にジャック

61
久しぶりにインディゴの夜のシリーズの続きが文庫化されて、いそいそと本屋へ買いに行きました。現実にはホストクラブには行ったことがありませんが、この小説の中では個性的なホストに沢山逢えるので、とっても幸せな気分です。相変わらず期待通りの安定した内容で、4編とも楽しませていただきました。今回初登場のスイーツ刑事も魅力的ながら、やっぱり最終話の憂夜さんの魅力には勝てず、謎めいた憂夜さんが素敵過ぎて溜息をつきながら、本を閉じる結果となりました。でも今回一番好きなお話は「サクラサンライズ」です。2012/03/10

hirune

52
今回のトピックス①謎の伝説のホスト、毎回ユニークなお茶をサーブする優夜さんが、25年前にも全く同じ姿だった疑惑が。きっとあの人は妖なんだよ、うん。②インディゴは二部制の営業になり、二部の新しいホスト達は個性のないのが個性のような連中だけど、何気に上から目線で晶の理性が試される事態に^^;それでなくてもセクハラ男やらばかりなのに〜③ダーティなイメージの刑事豆柴が意外にも真面目な警察官らしく、上層部の悪い奴と闘ってるらしい☆巻き込まれて晶がなんと殺人の容疑者に!みたいな☆彡2015/03/02

nins

46
インディゴの夜シリーズ第4弾。ここにきて新キャラのホストを投入。ゆとり世代っぽいイメージの手塚君。でもどちらかというとスイーツ刑事早乙女の方がキャラとして面白い。都市伝説を追う「7days活劇」。謎の留学生カリームの周辺で起こる怪しい出来事「サクラサンライズ」。豆柴こと柴田刑事が巻き込まれる事件「一剋」。完璧超人のような憂夜さんの過去を探る「Dカラーバケーション」。憂夜さんの話は良かった。エルドラドの空也となぎさママの強烈さは破壊力抜群。次があるならやっぱり今までのホスト達を中心とした話が読みたい。2012/12/06

papako

35
シリーズ第4巻。新しいホストが増えて、世代間ギャップが増えた。私の思う今時の上から目線若者。そこ、むかつくよね!と思いながらも、きっと悪気はない。ないからタチが悪い。内容は安定の面白さ。オーナーの脳内ツッコミが好き。個人の活躍もいいけど、やっぱり皆が協力して活躍するのが楽しいです。ドラマ、見てみようかなぁ。DVDあるのか?2013/12/21

紅葉

28
シリーズの4巻です。お店を改装し2部制になったクラブ・インディゴ。若いホストくん達が入ったせいかジョン太達が少しお兄さんになってて確実に時は流れてるんだな…と実感。でも晶さんは相変わらず男前だし、なぎさママに負けず劣らずの新登場の志津香さんなど大人の女性がかっこよくて読んでてニヤリとします。ほろっとする話しもあり今回もすっごく面白かったです♪憂夜さんの謎は更に深まっちゃったけど、知らない方がシリーズは続くって事ですよね。次からは集英社版。この創元社のイラストが好きだから代わってしまうのは寂しいです。2015/09/28

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