創元推理文庫<br> 三幕の殺意

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創元推理文庫
三幕の殺意

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  • サイズ 文庫判/ページ数 293p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784488449049
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

雪降りしきる尾瀬沼畔の山小屋の離れで住人が殺された。小屋には被害者に殺意を抱く複数の人間が宿泊していた! 容疑者の一人であるベテラン刑事によるアリバイ崩しが始まる。

内容説明

昭和四十年十二月初旬。名峰、燧ヶ岳が目の前にそびえる尾瀬沼の湖畔に建つ、朝日小屋。その冬はじめての雪が降り積もる夜、離れに住む日田原聖太が頭を殴打され、殺された。山小屋には被害者に殺意を抱く複数の男女が宿泊していた。容疑者の一人でもある、刑事の津村武彦を中心に、お互いのアリバイを検証してゆくが…。叙述トリックの名手として独自の世界を築いた著者の遺作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

林 一歩

24
プロットやトリックなどありきたりだし、犯人も早めに分かってしまうのだが、そもそもの動機につながるラスト三行の破壊力といったら...。 それだけの作品かもしれません(笑)2013/12/23

ホームズ

24
他の作品に比べると少し面白みに欠ける感じかな。ミステリとしては普通という感じで驚きはない感じで。エピローグのところはチョット面白かったけど(笑)2013/08/30

佳乃

19
殺された男は本当に死んでまでも嫌な奴だな。そこまで人の恨みを買うような人物もなかなかいないだろう。でも、この人の作品はどうしてか私は馴染めない・・・頑張って手元にある分は読むけど・・・なんか疲れちゃったから番う本をしばし読もうかしら・・・2019/04/15

よみにゃん子

19
こんなにも憎まれまくる被害者は久しぶりでした。しかし、彼も彼で抜け目ない程に狡賢い!同情してあげたいけれどその隙もなく、特に最後の最後でそうきたかと読者をも欺いてくれました。そんな憎まれ被害者日田原を殺した犯人を突き止めるべく、事件は多くの視点から語られます。もしかしてこの人が?と思った次の瞬間には堅固なアリバイという壁に阻まれ、今度こそと奮起すれば落とし穴。ただ焦らず慎重に考えれば、犯人はそうですあの人。アリバイ崩しに頭を使い、人の恨みの深さを味わわせてくれました。著者中町信の遺作。解説に少ししんみり。2014/07/19

マサキ@灯れ松明の火

18
時は、昭和40年…尾瀬の山小屋「朝日小屋」。雪に閉ざされる直前、訳ありの客、男女7人を迎え入れた。どの客も…山小屋の離れに住む「日田原」と何やらトラブルを抱えている模様。そして…事件が幕を開けた。翌朝、「日田原」の撲殺死体が発見された。客の1人、津村刑事が臨時で捜査を開始するが…すべての衝撃は、最後の三行に潜んでいた!!2014/05/21

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