内容説明
颯爽と登場した美少女怪盗、スカーレット・パラソルのもとに、日本泥棒競技会への招待状が届いた。世界に六部しかないと言われる稀覯書『ネクロノミコン』をしおりつきで盗んでこい、というのが今回のテーマだった。えりすぐりのプロフェッショナルたちをむこうに回し、果たして愛梨に勝ち目はあるのか?武市大五郎探偵の孫、六平の助けを借りて、会場に乗り込んだが…。
著者等紹介
新庄節美[シンジョウセツミ]
1950年静岡県生まれ。グラフィック・ディザイナー。『夏休みだけ探偵団1 二丁目の犬小屋盗難事件』で第28回講談社児童文学新人賞を受賞。『名探偵チビーシリーズ』で第42回サンケイ児童出版文化賞を受賞
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感想・レビュー
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barcarola
3
ジュブナイル故の単純さが心地よい。愛梨と六平の関係も、なんともほのぼの。2017/02/12
つむじ
2
これは痛い!物語の構成が破綻してるので、小学生高学年以上が楽しむのには厳しいと思われます。がっかりの「スカーレット・パラソル」第2弾でした。方向性変えた方がいいと思います2013/02/11
shiba_moto
1
およそ20年前のジュブナイルであり、さすがに少々古臭く感じられるものの、真っ当な怪盗ものとして読むことができる作品です。展開の速さ、わかり易すぎるストーリーなど少々物足りなく感じますが、もともとジュブナイルであることを考慮すれば、むしろこのくらいの方が良いようにも思えます。怪盗ものを読む機会は少なく、こういった作品をしっかり復刊してもらえるのは嬉しいですね。2012/10/05
茶々太郎
0
風邪っぴきなので、軽い上に頭を使わない本を選択。シリーズ2作目という事で、世界観は確立されている印象。全体に流れる「古き良き時代」へのノスタルジーは、やや古風すぎて好みではない。2011/05/06
kameda13
0
創元推理文庫でジュブナイルを出す必要があるだろうか。いや断じて無い。そもそも子供は創元に手を出さないから。極論だけどジュブナイルならはやみねかおる以外は創元で出す必要無いわ。2010/04/04