創元推理文庫<br> 金環日蝕

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創元推理文庫
金環日蝕

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  • サイズ 文庫判/ページ数 464p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488444211
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

輪郭は強烈な輝きを放っているのに、
彼の中心は闇に沈み、謎めいたまま――
ひったくりの犯人を突き止めた。
事件はそれで終わらなかった。
私たちは、ある男が歩んだ道を
辿り直すことになる。
本屋大賞候補作家、渾身の長編

知人の老女がひったくりに遭う瞬間を目にした大学生の春風は、その場に居合わせた高校生の錬とともに咄嗟に犯人を追ったが、間一髪で取り逃がす。犯人の落とし物に心当たりがあった春風は、自分が通う大学で犯人探しをしようとするが、心配だから同行させてほしいと言う錬に押し切られ、二日間だけの探偵コンビを組むことに。かくして大学で犯人の正体を突き止め、ここですべては終わるはずだった――。最新作『カフネ』が話題の俊英が〈犯罪と私たち〉を切実に描いた、いま読まれるべき力作長編。

内容説明

知人の老女がひったくりに遭う瞬間を目にした大学生の春風は、その場に居合わせた高校生の錬とともに犯人を追ったが、間一髪で取り逃がす。犯人の落とし物に心当たりがあった春風は、ひとりで犯人捜しをしようとするが、錬に押し切られて二日間だけの探偵コンビを組むことに。大学で犯人を突き止め、ここですべては終わるはずだった―。“犯罪と私たち”を鮮烈に描く力作長編。

著者等紹介

阿部暁子[アベアキコ]
岩手県出身。2008年、『屋上ボーイズ』(応募時タイトルは「いつまでも」)で第17回ロマン大賞を受賞しデビュー。『パラ・スター Side 百花』『パラ・スター Side 宝良』二部作は“本の雑誌”が選ぶ2020年度文庫ベスト10第1位に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タイ子

88
「カフネ」しか読んだことがない阿部作品だがミステリも面白い。大学生の春風は老女がひったくりに遭う瞬間を目にする。偶然その場にいた高校生の錬と追いかけるも犯人を取り逃がしてしまう。犯人がその場に落とした証拠品を目途に2人の犯人探しが始まる。若者コンビの探偵きどりものから一転、もう一人登場するのが大学生の理緒という女性。ここから作品は不穏な空気を纏い始め、物語全体に社会悪を覗かせていく。胸に抱える不安や忘れがたい過去と闘いながら生きている彼らが意外な繋がりを見せながら理不尽さと向き合う姿が頼もしい。2025/05/18

かぷち

73
札幌の街中でひったくりに遭遇した春風(はるか)は、その場に居合わせたミステリアスな少年と共に犯人を追うが… 爽やかでコミカルな青春バディ物と一瞬思わせておいて、奈落の底に突き落とすかのような苛烈さも併せ持つ変わった一冊。闇バイト・貧困等扱っているテーマはかなり重く上質なミステリなのに、文章が軽すぎて読んでいてチグハグな感じ。双子の姉弟のやり取りとか現実にこんな会話するかってぐらい不自然でラノベっぽい雰囲気がして苦手。ストーリー自体は面白い。 一貫して統一感のある重厚な社会派ドラマに仕上げて欲しかった。2025/04/03

名古屋ケムンパス

39
「自分の利益のためなら人に嘘をついたり人を騙しても良いと考えている人」は必ず存在します。残念ながら、その心の闇は程度の差こそあれ、どの人の心にも潜んでいそうです。でも、著者は本書でこう語るのです。「人を害する能力を持っていながらそうはせず、嘘をつく能力を持ちながら真実を語り、他者を押しのけてでも欲望を果たそうとする自分を戒める人々の祈りが、なんとか今日も世界を成り立たせている」…危うさを抱えた人の世を生きるには相当の覚悟が必要ですね。2025/05/17

Shun

31
最近話題の作家・阿部暁子さんのミステリ作品。本作以前から認知していた作家でしたがライト文芸な作風はあまり興味を持てず、本作を読んで認識を改めました。もともとミステリを書く作家では無かったようですが、読んでみると驚くほど面白い作品でした。大学生の春風が知人の老女が偶然ひったくりに遭う場面に遭遇し思わず追跡、犯人は逃してしまうが一緒に追ってくれた男子高校生との奇縁で探偵の真似事を始めることに。犯罪に加担してしまう者の境遇と心理がしっかりと描かれ、ミステリとしての伏線にどんでん返しが読み応えあり引き込まれる。2025/04/03

あきら

29
ライトな会話で重たい話が繰り広げられる。 犯罪はそれこそ身近にあり、日常の会話に滑り込んでいることに恐怖を感じました。 自分も自分の周りの人達も被害者にも加害者にもならないなんて保証はなく、どちらの側にもなりうるんだろうなあと読みながら考えてました。 面白かったです。 2025/04/30

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