創元推理文庫<br> 金環日蝕

個数:
電子版価格
¥950
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

創元推理文庫
金環日蝕

  • ウェブストアに80冊在庫がございます。(2025年11月09日 16時07分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 464p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488444211
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

輪郭は強烈な輝きを放っているのに、
彼の中心は闇に沈み、謎めいたまま――
ひったくりの犯人を突き止めた。
事件はそれで終わらなかった。
私たちは、ある男が歩んだ道を
辿り直すことになる。
本屋大賞候補作家、渾身の長編

知人の老女がひったくりに遭う瞬間を目にした大学生の春風は、その場に居合わせた高校生の錬とともに咄嗟に犯人を追ったが、間一髪で取り逃がす。犯人の落とし物に心当たりがあった春風は、自分が通う大学で犯人探しをしようとするが、心配だから同行させてほしいと言う錬に押し切られ、二日間だけの探偵コンビを組むことに。かくして大学で犯人の正体を突き止め、ここですべては終わるはずだった――。最新作『カフネ』が話題の俊英が〈犯罪と私たち〉を切実に描いた、いま読まれるべき力作長編。

内容説明

知人の老女がひったくりに遭う瞬間を目にした大学生の春風は、その場に居合わせた高校生の錬とともに犯人を追ったが、間一髪で取り逃がす。犯人の落とし物に心当たりがあった春風は、ひとりで犯人捜しをしようとするが、錬に押し切られて二日間だけの探偵コンビを組むことに。大学で犯人を突き止め、ここですべては終わるはずだった―。“犯罪と私たち”を鮮烈に描く力作長編。

著者等紹介

阿部暁子[アベアキコ]
岩手県出身。2008年、『屋上ボーイズ』(応募時タイトルは「いつまでも」)で第17回ロマン大賞を受賞しデビュー。『パラ・スター Side 百花』『パラ・スター Side 宝良』二部作は“本の雑誌”が選ぶ2020年度文庫ベスト10第1位に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

タイ子

103
「カフネ」しか読んだことがない阿部作品だがミステリも面白い。大学生の春風は老女がひったくりに遭う瞬間を目にする。偶然その場にいた高校生の錬と追いかけるも犯人を取り逃がしてしまう。犯人がその場に落とした証拠品を目途に2人の犯人探しが始まる。若者コンビの探偵きどりものから一転、もう一人登場するのが大学生の理緒という女性。ここから作品は不穏な空気を纏い始め、物語全体に社会悪を覗かせていく。胸に抱える不安や忘れがたい過去と闘いながら生きている彼らが意外な繋がりを見せながら理不尽さと向き合う姿が頼もしい。2025/05/18

名古屋ケムンパス

81
「自分の利益のためなら人に嘘をついたり人を騙しても良いと考えている人」は必ず存在します。残念ながら、その心の闇は程度の差こそあれ、どの人の心にも潜んでいそうです。でも、著者は本書でこう語るのです。「人を害する能力を持っていながらそうはせず、嘘をつく能力を持ちながら真実を語り、他者を押しのけてでも欲望を果たそうとする自分を戒める人々の祈りが、なんとか今日も世界を成り立たせている」…危うさを抱えた人の世を生きるには相当の覚悟が必要ですね。2025/05/17

オーウェン

61
老婦人のひったくり事件で居合わせた春風と錬。 2人は逃げた犯人を捕まえるという目的で共謀するが、事態は思わぬ方向へ。 ミステリではあるが、これとは別のパートが紛れ込んでくる。 貧困家庭に生まれた理緒は違法な詐欺の片棒を担がされる羽目に。 この2つがどのようにリンクしていくのかが見どころであり、出てくる主要な人物どれもが過去に重い傷を患っている。 そこに対し解決を試みようとするため、余計に深い傷になる者も。 関係してるかと思っていた春風の家族はほとんど意味がなかったが、それは小さい不満か。2025/10/25

森オサム

53
著者初読み。結構複雑なプロットとキャラ造形を見るに、時間をかけてじっくり書かれたのでは?と推察する。起こる事件は詐欺で有り、社会派ミステリの雰囲気で中々重い。しかし主要人物が大学生、高校生と言う事で、軽妙なやり取りの青春ミステリでもあった。正義感が強くて関係無いのに首を突っ込むお節介な主人公は嫌いなタイプですが、そこを我慢すればとても面白い作品でした。辛い過去を持った人物ばかりでは有ったが、皆さんとにかく若い。今後未来に光明が差す事を祈ります。2025/10/30

Shun

35
最近話題の作家・阿部暁子さんのミステリ作品。本作以前から認知していた作家でしたがライト文芸な作風はあまり興味を持てず、本作を読んで認識を改めました。もともとミステリを書く作家では無かったようですが、読んでみると驚くほど面白い作品でした。大学生の春風が知人の老女が偶然ひったくりに遭う場面に遭遇し思わず追跡、犯人は逃してしまうが一緒に追ってくれた男子高校生との奇縁で探偵の真似事を始めることに。犯罪に加担してしまう者の境遇と心理がしっかりと描かれ、ミステリとしての伏線にどんでん返しが読み応えあり引き込まれる。2025/04/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22490750
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。

最近チェックした商品