創元推理文庫<br> 11文字の檻―青崎有吾短編集成

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創元推理文庫
11文字の檻―青崎有吾短編集成

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488443153
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

なんと、『体育館の殺人』の衝撃から10年!
平成のエラリー・クイーンは、短編もここまですごかった
本格ミステリ、SF、人気コミックのトリビュートまで、全8編
傑作「11文字の檻」(書き下ろし)収録

大事件に遭遇したカメラマンが感じた違和感を描く「加速していく」、全面ガラス張りの特異な屋敷での不可能殺人の顛末「噤ヶ森の硝子屋敷」、人気コミックのノベライズ「前髪は空を向いている」、どんでん返しの切れ味鋭い「your name」、百合小説として評判となった「恋澤姉妹」などに、力作書き下ろし「11文字の檻」を加えた全8編。『体育館の殺人』で衝撃のデビューから10年、著者の集大成ともいえるノンシリーズ短編集。

■目次
「加速してゆく」
「噤ヶ森(つぐみがもり)の硝子(ガラス)屋敷」
「前髪は空を向いている」
「your name」
「飽くまで」
「クレープまでは終わらせない」
「恋澤姉妹」
「11文字の檻」

内容説明

『体育館の殺人』をはじめとした論理的な謎解き長編に加え、短編の書き手としても人気を集めてきた青崎有吾。JR福知山線脱線事故を題材にした「加速してゆく」、全面ガラス張りの屋敷で起きた不可能殺人を描く本格推理「噤ヶ森の硝子屋敷」、最強の姉妹を追うロードノベル「恋澤姉妹」、掌編、書き下ろしなど全8編。著者による各話解説も収録した、デビュー10周年記念作品集。

著者等紹介

青崎有吾[アオサキユウゴ]
1991年神奈川県生まれ。明治大学卒。学生時代はミステリ研究会に所属し、2012年『体育館の殺人』で第22回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。エラリー・クイーンを思わせる論理展開と、キャラクターの妙味で人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

401
かなり久しぶりに読んだ青崎有吾作品。う~ん、裏染シリーズが止まってしまい、刊行ペースもガクッと落ちて、もうガチガチの本格は難しくなってしまったのかと、ちょっと心配。この短編集も、8編のうち半分は短編ともいえないショートショートで、内容もミステリ色が薄め。何だったら、一番面白かったのは『恋澤姉妹』だったかもしれない。レビューを拝見していくと、表題作の評価が高いように感じる。だけど個人的には微妙。たしかに著者らしいキレのある思考の発展が垣間見られはする。しかし、紙一重で論理の域には届かなかった印象。2023/02/06

パトラッシュ

284
著者の自称通り屋根裏部屋のような短編集だが、オリジナル性の高い作品揃い。JR福知山線脱線事故を扱った現在唯一の小説に全面ガラス張りの館での密室殺人と、他の作家には絶対に思いつけないアイデアだ。「飽くまで」や「恋澤姉妹」などは、いわゆる奇妙な味のジャンル選集に収録されてもおかしくない。また表題作は明らかに桐野夏生『日没』へのオマージュであり、同じ設定でも自分ならこう書くと挑戦している。いずれも短編で読むもがもったいなく思えるが、長編でだらだら読むよりストレートに驚かされる。よい意味でのトンデモ本と称せるか。2023/05/12

青乃108号

263
運営さんから頂いたギフトコインでBOOK☆WALKERで購入。少しずつ読んで漸く読み終えた。冒頭で著者自身、洗練された短編集ではないと書いているが、大変バラエティーに富んだ、飽きさせない力作揃いの8編収録。特に⑦は著者が好きだというアクション場面の活写が見事で読み応えがあった。又、最後の⑧は映画「CUBE」を想わせるシチュエーションパズルで、11文字から成るキーワードを正解させない限り拘束部屋から脱出出来ないという理不尽な状況から、絶対無理と思われた脱出をいかに成功させたかを描く狂気の物語。青崎有吾凄い。2024/10/31

まこみや

211
「恋澤姉妹」が恋愛の本質をテーマにしていることはわかるが、目黒さんや吉田伸子氏が絶讃するほどの感銘は正直受けなかった。「噤ヶ森の…」は、ポーの「盗まれた手紙」のように、人は隠す意図があればそれを見つけるが、隠す意図がなければ見つけることができないことを示している。「11文字の檻」はポー「黄金虫」を連想した。論理的な推論に基づく仮説によってゲームのルールを推測し、一歩ずつ文字を確定して最後に隠された文を発見する。どの作品も人間心理の盲点をついていて、それを逆手に取って鮮やかに解決する。ユニークな作家と思う。2024/01/04

seacalf

196
思いがけないものに出会えるのも読書の醍醐味のひとつ。普段読まないタイプだったが大当たり。作者本人も作中で出てくる探偵達も弁舌爽やかに小気味良い言い回しやセリフを繰り出してくるので、これはクセになりそう。上質の漫画を読んでいるような妙に軽い気もするがアンソロジー作品も含まれていたのか。なるほど。器用だしアイディアの豊富さに目を瞠る。あらすじにある通り本当に色んなジャンルが収録されていて、ひとつ読む度にいちいち巧いなあと驚かされる。まだ短編集を読んだだけなのに、うっかり青崎さんのファンになってしまいそうだ。2023/12/24

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