創元推理文庫<br> この世にひとつの本

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創元推理文庫
この世にひとつの本

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  • サイズ 文庫判/ページ数 310p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488433123
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

著名な女流書家・幽嶺が、ある日忽然と姿を消した。後援する大塔印刷では、御曹司三郎に捜索をまかせることに。だが、工場でも病死が相次ぐという異常事態が……。これは会社存亡の危機だ! 三郎は、社長秘書・南知子、社史編纂室の史上最速の窓際族・健彦と両方の事件を探りはじめる。すると、一見関係のないふたつが、この世にひとつしか存在しないある書物へとつながっていき──。すべての活字中毒者に贈る、滋味深いミステリ。

内容説明

高名な書家・幽嶺が、山奥の庵から忽然と消えた。後援する大塔印刷では、御曹司の三郎へと捜索の命を下す。だが、工場でも病死者が相次ぐ異常事態が。これは会社の存亡の危機だ!いささか頼りない三郎が、社長秘書・南知子と、史上最速の窓際族・建彦と両方の事件を探りはじめると、一見無関係なふたつが、ある貴重な書物へとつながっていき―。文字と稀覯書をめぐるミステリ。

著者等紹介

門井慶喜[カドイヨシノブ]
昭和46(1971)年、群馬県生まれ。同志社大学文学部卒業。平成15(2003)年、「キッドナッパーズ」で第42回オール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。『人形の部屋』で第61回日本推理作家協会賞(長編および連作短編部門)候補、「パラドックス実践」で第62回日本推理作家協会賞(短編部門)候補になる。2015年には『東京帝大叡古教授』が第153回直木賞候補に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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評価

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tara

19
読み初めてすぐにあれ?と思ったら案の定3年前に単行本で読んでいた。有名な書家の失踪と工場での社員の立て続けの死。無関係の事件に関連が見つかる。捜査を任された大搭印刷の後継ぎである三郎、ちょっと頼りない彼は実はとても魅力的な人物だった。読後感良好。2016/01/31

Mie Tange

15
書家失踪事件の理由と解決。 社内連続病死事件の追及。 題名の本はさらりとしか関わってなくてビックリ(笑) お気に入りキャラは見付からず、ただ淡々と読み終えた。 巌は嫌い。2020/11/30

きょん

14
人間アーカイブだけどコミュニケーション能力に難のある東大卒秘書とボンボンだけど人間的魅力で意外に剛腕な新社長のコンビはなかなか魅力的だろうな。金泥の絵巻は圧巻だろうと思うので見てみたい気持ちになった。希少価値と普遍的大多数は相いれない価値観だからこそ、両方社会には必要なんだと思った。2016/02/13

enmys07

9
或る印刷会社の社長をパトロンとする著名な書家が行方不明となった。 そして、その会社の工場で複数名の白血病にかかり亡くなったものが現れる。 ボンボンの三男に行方を探すことが命じられ、窓際族とともにその任に当たるが、白血病の事件と関連が深まっていく。 うーん、期待した門井さんの作品とは違ったかなぁ。2015/12/16

小梅さん。

8
失踪した書家の謎を追う話かと思ったら、社内で続いた 病死が問題になったりとびっくり。 秘書を愛人にする社長、しかも、そんな趣味かーいに唖然(笑) そのくせ、盗聴後のあれはひどい。 調査する社長の息子より、腋の2人が面白かった。 でも、事件の謎はどちらも、ちょっと納得しにくくて残念。 2018/09/22

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