創元推理文庫<br> 遠い約束

創元推理文庫
遠い約束

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  • サイズ 文庫判/ページ数 283p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488432010
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

駅からキャンパスまでの通学途上にあるミステリの始祖に関係した名前の喫茶店で、毎週土曜二時から例会―謎かけ風のポスターに導かれて浪速大学ミステリ研究会の一員となった吉野桜子。三者三様の個性を誇る先輩たちとの出会い、新刊の品定めや読書会をする例会、合宿、関ミス連、遺言捜し…多事多端なキャンパスライフを謳歌する桜子が語り手を務める、文庫オリジナル作品集。

著者等紹介

光原百合[ミツハラユリ]
広島県生まれ。大阪大学及び同大学院にて英文学を専攻。「時計を忘れて森へいこう」「風の交響楽」等の著書がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

86
連作短編集?。表題作をメインにいろんな謎を解いていく。いい終わり方でよかったです。2017/09/06

あつひめ

38
昭和チックさが物語を引き立たせると言うか、ちょっと懐かしいミステリーだったように思う。他の感想にもあるように、予約して届いたこの本の表紙を見てギョギョギョっと思ってしまったのは確か。ただ、この作品を映像化したら一味違った面白味があるだろうなぁ…とも思った。2011/11/25

Tetchy

18
浪速大学ミステリ研究会のメンバーの個性が類型的過ぎて、なんとも少女マンガ的だなぁと苦笑してしまった。ミステリとしての出来映えは中の下ぐらいか。どれもが見え見えの内容で、解けない謎でも真相は予想の範疇に納まっている。この吉野桜子がかつての光原氏のペンネームであったことから解るように、作者自身を投影した人物であるのは想像に難くない。各短編がこの光原百合という作家が抱くミステリへの愛の深さゆえの発露だというのがひしひしと伝わってくる。ミステリを愛する人、特に高校生に読んで欲しい作品だ。2010/05/14

紅はこべ

16
久し振りの再読ですっかり忘れていたのに驚き。有栖川有栖の学生アリスシリーズのアリスを抜かした感じの設定。ややラノべ寄り。ホッとするミステリを読みたい時は、光原さん、森谷明子さん、大崎梢さんあたりが鉄板。男性作家は思い当たらないな。倉知淳さんとか?どうして女性作家は男の名探偵を美貌の持ち主にしたがるのか。女の性かなあ。 2015/03/11

ちょん

11
ん~。挿絵に違和感がありすぎて。。。。三人の先輩たちのキャラクターも楽しいし、桜子もかわいい後輩、大叔父もダンディーで素敵だし、謎解きもわかりやすい。申し訳ないが、挿絵がすべて壊してしまっているようにしか感じられない。2014/05/31

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