創元推理文庫<br> ミミズクとオリーブ〈1〉 (新装版)

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創元推理文庫
ミミズクとオリーブ〈1〉 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488430085
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ぼくの妻は名探偵
伝説の安楽椅子探偵ミステリ 新装版で登場

アラメの煮つけ 目板ガレイの唐揚げ
醤油豆 スルメの天麩羅
オコゼの唐揚げ さつま エビテン

香川の郷土料理と、“ぼくの妻”の名推理①

八王子のはずれに住む、作家のぼくの元を旧友が訪ねてきた。謎めいた書き置きを遺して家出したその友人の奥さんの行方を鮮やかな推理で突き止めたのは、料理上手なぼくの妻だった。醤油豆、さつま、豆腐と揚げの煮物、新ジャガと小ぶりの目板ガレイの唐揚げ……次々と讃岐名物や郷土料理を作る妻は、なんと名探偵だったのだ!難問難題を料理するそのお手並みを、とくとご賞味あれ。著者あとがき=芦原すなお/解説=加納朋子

■収録作品
「ミミズクとオリーブ」
「紅い珊瑚の耳飾り」
「おとといのおとふ」
「梅見月」
「姫鏡台」
「寿留女(するめ)」
「ずずばな」

内容説明

八王子のはずれに住む、作家のぼくの元を旧友が訪ねてきた。謎めいた書き置きを遺して家出したその友人の奥さんの行方を鮮やかな推理で突き止めたのは、料理上手なぼくの妻だった。醤油豆、さつま、豆腐と揚げの煮物、新ジャガと小ぶりの目板ガレイの唐揚げ…次々と讃岐名物や郷土料理を作る妻は、なんと名探偵だったのだ!難問難題を料理するそのお手並みを、とくとご賞味あれ。

著者等紹介

芦原すなお[アシハラスナオ]
1949年香川県生まれ。早稲田大学文学部卒、同大学院博士課程中退。86年『スサノオ自伝』でデビュー。90年発表の『青春デンデケデケデケ』で第27回文藝賞、第105回直木三十五賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

geshi

22
とぼけたユーモラスな空気感を漂わす文章につかりながらちょっとした謎解きを楽しむ日常+ミステリ。妻の作る料理の美味しそうな描写はたまらないし、主人公のボケツッコミのような会話のリズムが好きな人いるのも分かる。純粋なミステリ好きからすると説明の途中で茶々を入れられるのがわずらわしくはある。夫婦絡みの事件が多く、主人公たちと対比して夫婦とはと思わされる。『梅見月』の過去のなれそめ話の中でもうまいこと掌で転がされている可笑しみ、『赤い珊瑚の耳飾り』の女性ならではの視点からの推理、などが好みだった。2025/03/11

Ribes triste

14
小説家のぼくと、謎解き名人の奥さんの連作短編集。おいしいそうな家庭料理もさることながら、ぼくと奥さんの連携プレーの謎解きに心温まる。2人のなれそめ話の「梅見月」がとても素敵でした。やみつきになる面白さです。2025/02/03

はるき

10
懐かしいシリーズ新装版。今や昔な割烹着の奥さん(安楽椅子探偵)と、売れてない作家の夫。謎解きはもちろん、地味ながら美味しそうなご飯がたまらない。2025/03/04

みすみ

8
とても好き。重すぎず軽すぎず、楽しく読める安楽椅子ミステリ。夫婦のどこかずれたやりとりと香川の郷土料理がそこに彩りを添えているのも良い。北村薫の“円紫さんと私”シリーズや近藤史恵の“ビストロ・パ・マル”シリーズに近いけど、飄々とした語り口の巧さはそのどちらよりも上だと思う。落語で人情噺を聞いているかのような感覚が心地良い。続きも購入済み。2025/03/23

しゅー

8
★★★新装版が書店で平積みになっていた。学生時代に本作品を読んでピンと来なかった記憶がある。ミステリ部分と関係なく、主人公の小説家とその友人の振る舞いに違和感を覚えたのだ。小説家の妻が安楽椅子探偵なのだが、その女性に対して男2人がわがまま放題の甘えっ放しで「昭和だなぁ」と感じてしまった。しかし評価の高いシリーズだし、試しに一冊買ってみる。第一印象が悪かったおかげか、読み返してみると男性陣の行動もそこまで目くじら立てずに済んだ。そして何よりも短編一つ一つのクオリティが高い。『おとといのおとふ』がお気に入り。2025/02/05

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