内容説明
夫が残したものは、滞納した事務所の家賃とリボルバー、そして苦い思い出だけ。夫の跡を継ぎ、私立探偵となった笹野里子の活躍を描く、直木賞作家・芦原すなお初のハードボイルド連作集。非行女子高生の行状に迫る表題作ほか、「氷の炎」「アウト・オブ・ノーウェア」「ショウダウン」を収録。最強(最驚!?)の女探偵がたどりつく衝撃の結末とは。
著者等紹介
芦原すなお[アシハラスナオ]
1949年香川県生まれ。72年早稲田大学文学部卒。86年『スサノオ自伝』で小説家デビュー。90年『青春デンデケデケデケ』で文藝賞、翌年直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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