創元推理文庫<br> 〓かえる

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創元推理文庫
〓かえる

  • 櫻田 智也【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 297p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488424220
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

【第74回日本推理作家協会賞&第21回本格ミステリ大賞受賞】
読み終わるとため息が漏れ、
また読むことができてよかったと思う。
いつまでも読み継がれる本というのは
そういうものだろう。――法月綸太郎(解説より)

全国各地を旅する昆虫好きの心優しい青年・エリ沢泉(えりさわせん。「エリ」は「魚」偏に「入」)。彼が解く事件の真相は、いつだって人間の悲しみや愛おしさを秘めていた──。16年前、災害ボランティアの青年が目撃したのは、行方不明の少女の幽霊だったのか? エリ沢が意外な真相を語る表題作など5編を収録。注目の若手実力派が贈る、第74回日本推理作家協会賞と第21回本格ミステリ大賞を受賞した、連作ミステリ第2弾。著者あとがき(単行本版、文庫版)=櫻田智也/解説=法月綸太郎

■目次
「蝉(せみ)かえる」    
「コマチグモ」  
「彼方(かなた)の甲虫(こうちゅう)」   
「ホタル計画」
「サブサハラの蠅(はえ)」

内容説明

全国各地を旅する昆虫好きの心優しい青年・〓沢泉(えりさわせん)。彼が解く事件の真相は、いつだって人間の悲しみや愛おしさを秘めていた―。16年前、災害ボランティアの青年が目撃したのは、行方不明の少女の幽霊だったのか?〓沢が意外な真相を語る表題作など5編を収録。注目の若手実力派が贈る、第74回日本推理作家協会賞と第21回本格ミステリ大賞を受賞した、連作ミステリ第2弾。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナルピーチ

135
昆虫好きの青年・魞沢泉を主人公とした短編小説第二弾。前作同様に日常の謎の中に昆虫の生態を利用したミステリーはとても完成度が高く、独創性のある物語を楽しむ事ができる。一作目ではその設定を楽しむだけに留まるも、二作目に入り魞沢の人間味らしさを物語を通じて知る事ができた。昆虫にしか興味がなさそうに思える反面、不器用ながらも人を思いやる気持ちを持ち続け、僅かな期間の出会いであってもその人と真摯に向き合っているように思えた。人間味ある探偵役・魞沢泉の魅力に尽きるこのシリーズ、まだまだ続いて欲しい。2024/02/29

へくとぱすかる

100
シリーズ2作目での受賞もうなずける。5つの短編の中で、「コマチグモ」が個人的にはベストにあげたい作品。タイトル作の「蝉かえる」は民俗学の世界を感じさせて、雰囲気こそまったく違うが、日常的な「コマチグモ」と双璧をなす作品だと思う。そんな状況がありうるのか、どうしてそうなったのか!? と思うほど不可解な謎を、見事に解いて提示してくれている。これこそミステリのトリックのおもしろさだと思った。探偵役の魞沢青年が、前作から一段と人間的にも存在感を高めていて、小説としての読後感にも、なかなかよい余韻を残してくれた。2023/05/15

五右衛門

92
読了。前作が面白かったので第二弾行きました。主人公の成立ちというか生き様が垣間見えたような気がしました。結構おとぼけでいながら実は全てお見通しなんだなーって。最後の大学時代の唯一の友人に対しても愛情と哀愁が詰め込まれていましたね。次の作品はまだなのかな。楽しみに待ってます。又追いかける作家さんが増えました。2023/09/08

ナミのママ

82
昆虫好き魞沢泉シリーズ2作目。「蝉かえる」「コマチグモ」「彼方の甲虫」「ホタル計画」「サブサハラの蝿」5編収録。前作のとぼけた感じが和らぎ最終話では人となりも前面に出て主人公への好感が増した。地域の風習にまつわるもの、母子関係など身近なテーマだがハッとする推理。「彼方の甲虫」では主人公はどこ?と探してしまった。どの作品も上質なミステリ。【第74会日本推理作家協会賞】【第21回本格ミステリ大賞】受賞2023/02/23

ばう

77
★★★★久しぶりに「読めてよかった」と思えた一冊。昆虫好きの魞沢君が出会った謎を解き明かす2冊目の短編集。昆虫好きが激しく、人間の友達は少ない魞沢君はだからと言ってとっつきにくい人ではなく実に心優しい青年である。5つの短編はそれぞれ趣が違い、彼の立ち位置も異なるけれど、どれもどこか悲しみや切なさが感じられる良作で甲乙つけ難い。なんでも前作『サーチライトと…』と2冊で対になっているらしいので、こちらも再読したくなりました。2024/01/08

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