内容説明
市場経済と重なるけれども、ちょっと違う。社会全体に新しい循環をつくる「シビックエコノミー」とは?大きな社会問題を解決する、小さな社会変革。
目次
INTRODUCTION シビックエコノミー:市民がデザインする未来の“ふつう”
1 ケーススタディ20(尾道空き家再生プロジェクト;オガールプロジェクト;シブヤ大学;應典院;豊劇新生プロジェクト ほか)
2 シビックエコノミー実現のための行動ガイド(シビックエコノミーへの関わり方・始め方;継続的な活動基盤となるエコノミーのつくり方;エコノミーの連携のつくり方)
著者等紹介
紫牟田伸子[シムタノブコ]
編集家/プロジェクトエディター。美術出版社、日本デザインセンターを経て、個人事務所SJ主宰。「ものごとの編集」を軸に、デザインプロデュース、商品企画、プロジェクトプランニング、マネジメントを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒデミン@もも
37
大学の図書館。生涯学習のコミュニティデザインの課題のために借りたが、ソーシャルファイナンスにもつながっていて勉強になった。2017/12/16
*
3
ソーシャルビジネスがここまで発展しているんだ、と驚いた。ICTを有効利用できれば、人という資源の可能性は一気に広がる。「アートとニートは紙一重」かもしれないが、人は誰もが表現者だ。2017/11/13
Sanchai
1
人口減少が始まり、地方の衰退が著しい日本で、拡充が進んだICT技術とネットワークを活用して、地域経済の活性化が進められている。しかも本書で紹介されている20の事例のほとんどが、行政主導ではなく、ある特定の人やグループの問題意識に基づく具体的な行動が、持続可能な地域経済モデルの形成につながっている。僕らのようなオジサンよりも、断然若い人々がこういう取組みを主導しているのもいい。暗い話ばかり多い日本の将来に、少しはポジティブな感情を抱かせてくれる良書だと思う。2018/01/11
ayukaeru
0
ヒントになる事例がたくさん。お金のことにもちゃんと触れているのがいい。持続するためにはお金は大切。 どれも工夫を凝らしたアイデア、スキームで、すごいと思う。ひとつひとつ、訪ねてみたいな。2016/05/08
Monty
0
課題発見力、行動力、巻き込み力など実装するには様々なモノが求められる。そもそも全てを兼ね備えている人はいない。まずは想いを乗せたスモールスタート。一方会社からはマネタイズの話が出る…循環させるには必要なファクトではある。いつもそこでぐるぐるしてる。2023/11/05