出版社内容情報
妖精なんて、虫と同じだろ?
大人と子供が殺し合う国、ネヴァーランド。
妖精惨殺事件を捜査するのは、殺人鬼ピーター・パン!
全世界でシリーズ累計50万部突破
「アリス殺し」シリーズ第4弾
帰省時に小学校の同窓会に参加した井森建は、研究の疲れから会食の場で気絶してしまい、夢の中で〈蜥蜴のビル〉となって、ネヴァーランドという子供と妖精と海賊の棲むおとぎの国に紛れ込んでしまう。ピーター・パンという闊達な少年と少年ウェンディ、そして妖精ティンカー・ベルらに拾われるが、ピーターは無邪気ゆえの残酷さで、海賊のみならず、手当たり次第に自分の仲間である迷子たちもカジュアル感覚で殺してしまうサイコパスだった。
内容説明
夢の中では間抜けな“蜥蜴のビル”になってしまう大学院生・井森建。彼はある日夢の中で、少年ピーター・パンと少女ウェンディ、妖精ティンカー・ベルらに拾われ、ネヴァーランドに向かう。しかしそこは大人と子供が互いにひたすら殺し合う修羅の国だった。そのうえ、“迷子たち”を統率するピーターは、根っからの殺人鬼で…。『アリス殺し』から続く恐怖×驚愕のシリーズ第四弾!
著者等紹介
小林泰三[コバヤシヤスミ]
1962年、京都府生まれ。大阪大学大学院修了。95年「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞し、デビュー。98年「海を見る人」が第10回SFマガシン読者賞(国内部門)を受賞し、同短編を表題作とした2002年刊の短編集は、第22回日本SF大賞候補作となった『AΩ(アルファ・オメガ)』に続き、第23回日本SF大賞候補作となる。『天獄と地国』、『ウルトラマンF』でそれぞれ第43回、第48回星雲賞(日本長編部門)を、また、『アリス殺し』で2014年啓文堂書店文芸書大賞を受賞する。2020年没。2021年、第41回日本SF大賞功績賞が贈られた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おうつき
こゆ
二葉
活字スキー
nil
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- 和書
- かえるじゃん