出版社内容情報
夏休みの終わり、僕ら桃霞少年探偵団は天空館というお屋敷に招かれた。喜び勇んで乗り込んだ翌朝、ゲストのおじいさんが亡くなっていた！ これ、不可能状況なんですけど……好評シリーズ第２弾！
内容説明
君たち、夏休みの宿題は順調かい？―交番の鈴木さんが持ちかけてくれた天空館行き。僕らはねじり鉢巻で宿題を片づけ、噂の邸宅に意気揚々と乗り込んだ。ぜひ少年探偵団に会いたいと駆けつけたおじいさんおばあさんと合流し、賑やかな一夜を過ごしたところまではよかった。でも朝起きたら、あんなに愉快そうだった巨体のおじいさんが亡くなっていたんだ。しかも“不可能状況”で！―。
著者等紹介
秋梨惟喬［アキナシコレタカ］
１９６２年岐阜県生まれ。広島大学文学部史学科卒業。２００６年、「殺三狼」で第３回ミステリーズ！新人賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アイゼナハ@灯れ松明の火
37
少年探偵団シリーズ第2弾は、ブレのないワトソン役歌川くんを語り部に、サンダーバードの秘密基地みたいな『天空館』で起こる密室殺人に挑みます。月岡名探偵は殺人事件はNGのはずなんですが…トリックだとか事件そのものはトンデモ系の匂いがするけれど（笑）思わぬ方向への話の転がり方が面白かったからアリではないかと…作品の雰囲気にも合ってますしね。探偵団のチームワークやレギュラー入りした雪世ちゃんのキャラも楽しいのですが、ゴツイのか剽軽なのかよく分からん喜多川刑事ほか脇役陣がいい味出してるとこも好き。続巻が楽しみです！2012/08/25
Norico
24
少年探偵団が密室殺人に巻き込まれてしまうのですが、探偵団の少年たちとおじいちゃんおばあちゃんと登場人物が多くて、誰が誰やら…のまま解決しちゃいました。トリックはまあそうなるよね、って感じですが、署長さんがもっとわかりやすく罰されて欲しかったかなぁ2015/11/23
myunclek
24
もろこしシリーズの方が好きだな。特撮やアニメなど筆者の薀蓄が少々ひつこく感じた。少年探偵団には、本格推理は期待しない。もっと身近な日常生活の中から、子供らしい夢を感じさせる探偵団の話しを読みたい気がするんだけど。2015/06/14
takahiko
11
夏休みに天空館なるお屋敷に招待された少年探偵団。楽しい晩御飯を終え、一夜明けたら密室殺人に遭遇する事となり。密室の謎が解けたと思いきや、物語が意外な方向に進む事に。少年探偵団を名乗る事の宿命を感じました。新メンバー？の狩野雪世ちゃんも加入したことだし、まだまだ続きが読みたいです。2012/09/08
らくだ
8
少年探偵団夏休み特別企画「館密室モノ」です。作中、登場人物がミステリの中のいわゆる「館トリック？」について否定的な言及をしてますが…。今回のオタクネタは「フィクションの中の少年探偵団の系譜」について。(^_^;)2012/08/27
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