創元推理文庫<br> 盗作・高校殺人事件 (新装新版)

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創元推理文庫
盗作・高校殺人事件 (新装新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488405205
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

作者は
被害者です
犯人です
探偵です

鬼のふくべ集う温泉宿での密室殺人
ミステリ界のレジェンドが贈る、
『仮題・中学殺人事件』に続く傑作

高校2年生となった牧薩次は、映画を観た帰りに新宿駅の爆破事件に巻き込まれる。病院に担ぎ込まれた薩次は、同室となった男子高生と意気投合。そのうちの一人・三原恭助の故郷である鬼鍬温泉に退院後、キリコとともに向かう。温泉宿の離れで、密室殺人事件に遭遇することになった、薩次とキリコは……。「作者は、被害者です。作者は、犯人です。作者は、探偵です」と、レジェンド・辻真先が仕掛けた、傑作ミステリ。『仮題・中学殺人事件』に続く名作を新装版で贈る。

内容説明

新宿駅の爆発事件に遭遇し、病院に担ぎ込まれた牧薩次は、同室の若い被害者二人と意気投合。退院後、そのうちの一人、三原恭助の実家のある鬼鍬温泉にみんなで出かけることになった。どこかいわくありげな温泉宿で、密室殺人に巻き込まれた薩次とキリコは…。「作者は被害者です/作者は 犯人です/作者は 探偵です」と、シリーズ第二弾も超絶技巧で贈る。ファン待望の新装版。

著者等紹介

辻真先[ツジマサキ]
1932年愛知県生まれ。名古屋大学卒。NHK勤務後、アニメや特撮の脚本家として幅広く活躍。72年『仮題・中学殺人事件』でミステリ作家としてデビュー。現在でもTVアニメ『名探偵コナン』の脚本を手掛けるほか、大学教授として後進の指導にあたっている。82年『アリスの国の殺人』が第35回日本推理作家協会賞を、2009年に牧薩次名義で刊行した『完全恋愛』が第9回本格ミステリ大賞を受賞。19年に第23回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

森オサム

32
ポテト&スーパーシリーズ二作目。昭和51年の作品。シリーズ前作よりこちらの方が面白かった。今回も幕間が入った入れ子構造のメタミステリー風なので、分かり辛いと言えばそうなんですが、作者は被害者で犯人で探偵、との設定をクリアしていたと思います。メインの登場人物達は高校生なので青春ミステリーでも有るのでしょうが、事件やテーマは重くてやり切れない読後感となりましたね。苦いのも青春の内と言う事か。二つ出て来る密室トリックはまあボチボチとして(笑)、でもコレは本格ミステリとしか言え無いでしょう、良い作品だと思います。2024/06/02

鐵太郎

22
最初の刊行は1976年つまりなんと昭和51年。その時代に生きた高校二年生の可能キリコ・スーパーと、牧薩次・ポテトの事件簿その2。新宿駅で起きた爆弾騒ぎから始まった6人の同じ世代の少年少女が巻き込まれた殺人事件のいきさつがお話のメインなのですが、描かれる青春模様のコミカルな古くささと新しさが素敵。しかしその先で起きる事件は凄惨でトリッキー。そしてこの本の編集者が出版広告に使った文句。  作者は 被害者です/作者は 犯人です/作者は 探偵です/この作品は そんな推理小説です  ──そのとおりでした。すごいね。2023/12/02

ホームズ

17
新宿駅の爆発事件に遭遇し、病院に担ぎ込まれた牧薩次。病院で同室の三原恭助と上野武と意気投合し、退院後恭助の実家がある鬼鍬温泉へみんなで出かける事になる。 春休みに盗まれた恭助のバイクでひき逃げされ死んだ従姉弟の怜子の幽霊が恭助の周囲い現れる。 薩次たちが帰った後、密室状態の部屋で殺害された恭助。 恭助がバイクと盗まれた小説。 ポテトとスーパーのシリーズは軽い雰囲気の中でも事件の真相が辛かったり、寂しかったりする。 仕掛けの方も面白いので好き。2024/01/03

おうつき

12
ポテト&スーパーシリーズ二作目。メタ的な要素を全面に押し出した作風は変わらずで、前作からより複雑な構成になっている。これを半世紀近く前にやっているのは凄い。登場人物達のやり取りも現代の小説では考えられないような部分も多く、時代性を含めて楽しむことができた。軽妙な文体であるが起きていることはなかなかえげつなく、そのギャップも面白い。2024/11/24

はるまげどん

11
前作の「読者が犯人」であるのに対し、今作はどういうこと?と思いながら読み進めた。 消失する幽霊騒動、密室殺人事件等ミステリ好きにはたまらない要素が盛々。 内容的に重たくなりがちだが、キリコと薩次のコンビは高校生になり、変わっていく部分と変わらない部分。その両面を見れてホッとする。今後、二人の関係性はどうなるのか…。 他にもタイプの違う高校生カップル2組とのやり取りはそれぞれに個性的で楽しい。 終盤のタイトル回収にも、納得。2024/07/06

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