出版社内容情報
犯人は、読者であるきみだ!
時刻表トリック、魅力的なキャラ造形、
そして突飛なアイデア・・・・・・etc.
『たかが殺人じゃないか』で年末ベスト3冠の
レジェンドはミステリデビュー作でも凄かった
「この推理小説中に伏在する真犯人は、きみなんです」。冒頭の名フレーズが有名な本書は、牧薩次(ポテト)と可能キリコ(スーパー)の探偵コンビが活躍する記念すべきシリーズ第一作。不可能状況で起こる事件、時刻表トリック、いきいきとしたキャラクター造形など、デビュー作にして辻真先の魅力のすべてが詰まっている。画期的な“読者=犯人”という設定をいかんなく発揮した名作ミステリが、待望の新装版で登場。
内容説明
人気マンガ原作者が佐賀県で殺害された。二人の少女マンガ家に容疑がかけられるが、アリバイがあるという。容疑者二人にインタビューすることになった夕刊サンの記者・可能克郎は、少女マンガに造詣の深い妹のキリコと牧薩次と共に彼女たちを訪ねたが…。名フレーズ「この推理小説中に伏在する真犯人は、きみなんです」でミステリ史に燦然と輝く伝説的作品を、新装版で贈る。
著者等紹介
辻真先[ツジマサキ]
1932年愛知県生まれ。名古屋大学卒。NHK勤務後、アニメや特撮の脚本家として幅広く活躍。72年『仮題・中学殺人事件』でミステリ作家としてデビュー。現在でもTVアニメ『名探偵コナン』の脚本を手掛けるほか、大学教授として後進の指導にあたっている。82年『アリスの国の殺人』が第35回日本推理作家協会賞を、2009年に牧薩次名義で刊行した『完全恋愛』が第9回本格ミステリ大賞を受賞。19年に第23回日本ミステリー文学大賞を受賞。20年刊行の『たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説』は、年末ミステリランキング3冠を達成する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
- 評価
-
akky本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
森オサム
鐵太郎
おうつき
katsubek
マツユキ