創元推理文庫<br> 魔術師

個数:
電子版価格
¥330
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

創元推理文庫
魔術師

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

    ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
  • サイズ 文庫判/ページ数 334p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488401047
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

東京の大宝石商の一家を恐怖のどん底へと突き落とす無気味な数字の通信。日一日と減っていくその数は、いったい何を意味しているのか。一家に異常なまでの復讐心を抱く怪人〈魔術師〉とは何者?玉村家からの依頼を受けて保養先から帰京するなり、賊の手にかかって誘拐された名探偵明智小五郎の運命やいかに。壮絶な結末に至るまで、息つく間もなく展開される波乱万丈の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

108
面白かったです。異常な復讐心に燃える魔術師との対決とも言える作品だと思いました。起こされた殺人事件も単なる凶暴な狂気的殺人ではなく、演出が素晴らしいです。死体玩弄というのが乱歩らしいというか、乱歩好みのような気がしました。意外な犯人と共犯者で幕を閉じたのも、発表当時の読者にとっては驚きだったことでしょう。所々の挿絵も物語を盛り上げているのがいいですね。壮絶な結末まで息をするのも惜しいほどのめり込みました。2016/11/24

藤月はな(灯れ松明の火)

57
来年の幻影嬢の課題図書を再読。この作品の明智小五郎は初期短編のような探偵遊戯を愉しむ為には犯罪教唆も辞さず、犯人をサディステックに追い詰める悪魔的な性格は鳴りを潜めている。寧ろ、ロマンス要素への明智の機微を入れる事で探偵が血肉の通った人間となり、読者に応援させたくなるようになっている。また、ロマンス要素も謎の邪魔にならず、物語のサスペンス性を高めているのもポイントだ。それにしても冒頭で乱歩御大がシャーロック・ホームズを挙げて「探偵と恋愛は似合わない」としつつも「明智は違う」と見栄を切っているのが微笑ましい2025/11/16

セウテス

54
〔再読〕素人探偵明智小五郎が、『蜘蛛男』との対決を経て、名探偵と呼ばれる様になる頃の事件です。東京創元推理文庫には、作品出版当時の挿し絵が各章に載せられていて、江戸川乱歩氏のおどろおどろした世界観を感じる事ができます。正体不明の怪人と明智小五郎との対決は、文句なく面白いものです。多少の違和感など、全く関係ない力強さに溢れているのです。そしてこの作品は、最初から「魔術師」との対決である事が分かっています。しかし結末は一筋縄では行きません。密室の謎や明智の妻となる女性との出会いと、見所満載のわくわく作品です。2014/10/22

さっちゃん

51
綾辻行人氏×有栖川有栖氏『ミステリ・ジョッキー』の課題図書ということで、予習として読了。「魔術師」相手に明智小五郎が出し抜き出し抜かれ、手に汗握る展開で面白かった。出版当時の挿し絵も良かったし、連載当時の次回予告もすばらしい! 当時の読者はさぞかし次が待ち遠しかっただろうなぁ。2021/11/18

いたろう

48
「蜘蛛男」に続く明智小五郎シリーズ。今度の敵は、魔術のように不可能とも思える犯罪を行う「魔術師」。蜘蛛男が、ただのシリアルキラーだったのに対し、魔術師は、殺人の動機がちゃんとあることになっているが、それでも、関係ない人間を無茶な方法で殺してしまったり、結局、乱歩はおどろおどろしい殺人場面が書ければ良かったのか。突っ込みどころは多いものの、魔術的な犯罪にも強引ながら、ちゃんと説明がつけられたり、予想外のどんでん返しがあったりと、後半は意外に楽しめた。それにしても、明智夫人、文代の初登場がこんな形だったとは。2017/11/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/446682
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。

最近チェックした商品