出版社内容情報
早朝、実直なパン屋の主人が撃たれて殺された。現場に急行したロヤコーノ警部たちだが、検察庁マフィア対策班の横槍がはいる。被害者は対マフィア一家裁判の重要証人だったため、口封じされたと確信しているのだ。だが、現場の状況からロヤコーノはマフィアの犯行ではないと推理する。捜査方針で真っ向から対立したP分署の刑事たちは、署の存続を賭けて事件に挑むことに――〈21世紀の87分署〉イタリアの警察小説シリーズ最新刊!
【目次】
内容説明
昔ながらの製法にこだわるパン屋の店主が撃たれて死んだ。ロヤコーノ警部たちが捜査を始めようとすると、検察庁マフィア対策班が強引に介入してくる。過去の因縁からの口封じを確信する彼らと、現場の状況からマフィアの犯行ではないと推理するロヤコーノ。P分署とマフィア対策班、真っ向から対立する捜査の行方は―ドラマ版も話題の警察小説、21世紀の〈87分署〉シリーズ!
著者等紹介
直良和美[ナオラカズミ]
東京生まれ。お茶の水女子大学理学部卒業。英米文学翻訳家
デ・ジョバンニ,マウリツィオ[デジョバンニ,マウリツィオ] [de Giovanni,Maurizio]
1958年ナポリ生まれ。銀行に勤めるかたわら応募した文学コンテストで高く評価され、2006年に長編Le lacrime del pagliaccioで本格的に作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ナミのママ
73
イタリア・P分署捜査班シリーズ5作目。パン屋の店主が殺された事件と大学生がストーカーされている事件。今回も2つが並行して進む。ピッツォファルコーネ警察は署長以下7名。「ろくでなし」と呼ばれてきた刑事達だがなかなかどうして。彼らの私生活が事件に絡み、今作も鮮やかに解決、それもまた楽しみの1つ。2025/12/20
本の蟲
18
各署から厄介払いされた個性的な刑事たちが、集められたピッツォファルコーネ分署で次々事件を解決するイタリア警察ミステリ5作目。今回はお国柄を感じるマフィアの動きが捜査にもたらす先入観。わかりやすくP分署を見下すエリートとの捜査上の意見対立。相変わらず各捜査員の成長と人間関係の変化に、早くも次巻発行が待ち遠しい。個人的にはロヤコーノの恋愛関係よりも、前作で一気に株を上げたアラゴーナの話がもっと読みたい。どこか憎めない彼のヘマと活躍の両方楽しみ2026/01/03
ヤボ
4
★★★★☆事件の結末は特に驚くものではないが、このシリーズの読みどころは「ろくでなし刑事たち」の再生とチームの成長。今作でもまたチームとして一歩進み、私生活でも一歩進んだ人物が何人か。 ロヤコーノ、ラウラは止めたほうがいいよ。マリネッラを大事に思うのなら尚更止めたほうがいいよ。2025/12/19
Moish
3
P分署捜査班シリーズ第5作。落ちこぼれキャラクターはすっかり定着し、それぞれのプライベートを描くサイドストリーにも深みが増してきた。今回は、本来「主」であるはずの事件の捜査はやや脇に追いやられ、そのサイドストーリーのほうに感動した。特のロマーノと妻ジョルジャ、ピッコラ・ジョルジャのエピソードが。終盤のレストランのシーンは、なんとも素晴らしいではないか。あとは、アラゴーナの失礼な物言いに磨きがかかり、クスリと笑えるのも楽しい。まるで、レイフ・GW・ペーションの生み出したベックストレームのイタリア版だ。2025/12/23
mameta_vista
2
★★★★☆2025/12/24




