出版社内容情報
1840年の春、イングランドの外れにある領主館。当主の妻が死去し、悲しみに沈む館を訪れた女家庭教師テティも、また癒しがたい傷を負っていた。しかしテティは、愛らしい双子の姉妹に心を奪われ、徐々に生きる希望を取り戻していく。だが領主館に頻発する怪異が、彼女の運命を翻弄していく……。巨匠ブランドがもてる技巧のすべてをつぎ込んで紡ぎあげる、予測不能、美麗にして凄絶なゴシック小説。巨匠の最後の長編、遂に文庫化!
クリスチアナ・ブランド[クリスチアナ・ブランド]
猪俣美江子[イノマタミエコ]
内容説明
1840年、当主の妻を失ったその領主館は、悲しみに沈んでいた。そして、愛らしい双子の姉妹の家庭教師として館を訪れたテティもまた、癒しがたい傷を負う身であった。屈託なく懐いてくる、瓜二つの双子の姉妹に、徐々に生きる希望を取り戻していくテティ。だが、館に頻発する怪異が、彼女たちの運命を、容赦なく翻弄していく…。予測不能、美麗にして凄絶なる巨匠最後の長編!
著者等紹介
ブランド,クリスチアナ[ブランド,クリスチアナ] [Brand,Christianna]
1907年マラヤ(現在のマレーシアの一部)生まれ。イギリスに帰国後の17歳のとき父が破産。自活のため保母兼家庭教師やモデル、ダンサーなどさまざまな職業を転々とする。1941年、『ハイヒールの死』で本格的に作家デビュー。以後『緑は危険』『ジェゼベルの死』『はなれわざ』『招かれざる客たちのビュッフェ』など、オールタイムベスト級の傑作を次々と発表し、女流ミステリ作家としての確固たる地歩を築く。また、1972年から73年までCWA(英国推理作家協会)の会長を務めた
猪俣美江子[イノマタミエコ]
慶應義塾大学文学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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