出版社内容情報
アダムスベルグ署長は、古い連続殺人事件のひとつとしか思えない殺人事件の報に接する。ネプチューンの三つ叉槍の刺し傷のある死体。しかし、彼が追っていた容疑者はすでに死亡したはず……?! 亡霊? 模倣犯? かつて、アダムスベルグの弟が恋人殺しの容疑をかけられ姿を消した事件も同じ刺し傷だった。一人の高名な判事が真犯人だと主張するアダムスベルグは、なんと自らも新たな事件に巻き込まれる。CWAインターナショナルダガー受賞のまぎれもない傑作!
内容説明
ネプチューンの三叉槍で刺されたような傷がある死体。30年前アダムスベルグの弟が恋人殺しの嫌疑で追われた事件も同じ手口だった。それ以前に五件、その後に二件同様の殺人があった。謎の多いこの事件で弟を失ったアダムスベルグは、彼の無実を証明すべく自らが犯人と確信する男を追い続けていた。アダムスベルグの人生を大きく変えた不可解な事件の驚愕の真相。CWA賞、813賞受賞の傑作!
著者等紹介
ヴァルガス,フレッド[ヴァルガス,フレッド] [Vargas,Fred]
1957年パリ生まれ。パリ大学で考古学を専攻した後、国立科学研究所の研究員となり、中世考古学の専門家として遺跡発掘や講演などの日々を送りながらミステリを書き始める。“三聖人シリーズ”と“警察署長アダムスベルグ・シリーズ”で仏語圏以外の国々でも多くの読者を獲得し、CWA賞インターナショナル・ダガーを四度受賞している。ミステリの執筆活動のほかに、イタリアの政治犯のフランス亡命を支援したり、2019年には環境問題に関する警告の書“L’Humanit´e en p´eril”を刊行し、本国フランスで話題を呼んでいる
田中千春[タナカチハル]
早稲田大学仏文科卒、パリ大学で比較文学・言語学を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紅はこべ
ケイ
のぶ
藤月はな(灯れ松明の火)
あさうみ