感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
hydrangea
16
セイヤーズやクロフツなど、6名の作家によるリレー推理作品。が、この本の読みどころは、作品本体よりも各作家のノート内容です。皆、次へどう回したら良いか、犯人をどうしようか、色々悩み苦心しながら執筆している様が想像でき面白いです。作品の出来自体は微妙かもしれませんが、これを纏め上げる編集は結構大変だったのでしょうね。2014/07/27
ピンクピンクピンク
14
6人の作家による連作ミステリ。ドロシーセイヤーズの名に惹かれて手に取りました。他に名前だけは知ってるクロフツ、解説で知ってびっくり詩人テニスンの親戚テニスン・ジェスなどが居ます。各章ごと担当した作家の考察メモが挟まれていて、ミステリ作家の脳内を覗けるのが楽しいです。反面、残念ながらそれが全てと言わざるを得ないと感じてしまったり…。ディープな黄金期ミステリファンには堪らないのかもです。2020/10/11
あら
9
連作推理という形式が面白い。第一章のドロシー・L・セイヤーズの仕掛けや作者ノートのアイデアが、後続の章で膨らんだり裏切られたりする構成が印象的。犯人像も変わっていく。各章の作家同士の思惑や同情が透けて見える点も興味深く、終章へのバトンの渡し方、お気の毒〜ってのが面白かった。2026/04/07
ホームズ
8
F・W・クロフツやドロシー・L・セイヤーズなどによる連作。連作は色んな作家の雰囲気があって面白いけど内容的に微妙な感じが多いですね。各章の作者のノートが面白かった(笑)2011/12/21
歩月るな
7
問題は1939年発表の作品で、そう思ってみると主要な作品をすでに殆ど発表し終わっている時点のセイヤーズが冒頭の事件の提示の役目を担っている点が非常に大きい。他の連作と異なりこの時点ではセイヤーズの盟友バークリーが作品の発表を多分殆どやめてしまっているので、この知的なゲームを単なるゲームとして楽しめていたのかどうかも解らない。クロフツのおやじさんの書きっぷりはさすがなのだけれども。各人結末不明の創作ノートが必読モノ。この訳出の時点では、セイヤーズの作品の邦訳はピーター卿の事件簿とナイン・テイラーズくらいだ。2016/08/22




