創元推理文庫<br> 苦悩する男〈下〉

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創元推理文庫
苦悩する男〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 377p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488209223
  • NDC分類 949.83
  • Cコード C0197

出版社内容情報

退役した海軍司令官、ホーカン・フォン=エッケは、自宅から散歩にでかけ、そのまま戻らなかった。ヴァランダーは娘のために、ホーカン失踪の謎を調べ始める。海軍時代の経歴に手がかりがあるかもしれないと、当時の知り合いにも話を聞くが、なんの収穫もない。そんな中、今度は妻のルイースまでもが姿を消してしまった。ときおり襲う奇妙な記憶の欠落に悩まされながら、ヴァランダーは捜査を進める……。刑事ヴァランダー最後の事件。

内容説明

ホーカン・フォン=エンケは、自宅から散歩に出かけ、そのまま戻らなかった。ヴァランダーは娘のため、孫のために、ホーカン失踪の謎を調べ始める。海軍司令官時代の経歴に手がかりがあるのだろうか?そんな中、今度は妻のルイースまでもが姿を消してしまった。ときおり襲う奇妙な記憶の欠落に悩まされながら、ヴァランダーは捜査を進める…。刑事ヴァランダー最後の事件。

著者等紹介

マンケル,ヘニング[マンケル,ヘニング] [Mankell,Henning]
1948年スウェーデン生まれ。作家、舞台監督、劇作家。“刑事ヴァランダー・シリーズ”の第1巻『殺人者の顔』でガラスの鍵賞を、第5巻『目くらましの道』でCWA賞のゴールドダガーを受賞、他に児童書やエッセイなども書いた、人気実力ともに北欧ナンバーワンの作家である。2015年没

柳沢由実子[ヤナギサワユミコ]
岩手県生まれ。上智大学文学部英文学科卒業、ストックホルム大学スウェーデン語科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ

103
読み終わってしまった。自分のヘニング・マンケルとの出会いは「殺人者の顔」だった。シリーズの最初の作品だったと思うが、とても面白く、クルト・ヴァランダーというキャラクターに魅せられ、その後彼の小説はすべて読んだはず。その後北欧ミステリーは多く出版されたが、トップのレベルを最後までキープしていた気がする。マンケルが死去して5年。その後、新刊を追いかけてきたことになる。本作がシリーズのベストだとは思わないが、完結との事で、特別の感慨がある。まだ1冊、未訳の本が残っているようで、もう一度楽しませてもらいたい。2020/09/30

ふう

97
(上巻の感想に続いて) 事件は冷戦時代のソ連や東ドイツに始まるスパイに関するもの。前に読んだ『湖の男』を思い出してしまいました。「ラトヴィア人一人ひとりの後ろにロシア人がいる。ロシア人の後ろにはアメリカ人がいる。」誰にも気づかれないところで暗躍し、誰にも気づかれないように葬られる人がいる、そのことさえ闇に封印されていく…。この作品は終わっても、そしてヘニング・マンケルはいなくなっても、そんな怖ろしいミステリーは現実の世界でずっと続いていくのでしょうね。2020/10/12

キムチ

76
御疲れ様!ヴァランダー・・「残された時間は」自分とクラーラの中で生きて行くのだ との述懐。涙腺を刺激する。進行するアルツハイマ―の脳内が終始通奏低音。加えて心筋梗塞?の場面もあり、気を抜けぬ。と言いつつもラスト辺りで 「女を買う」ヴァランダー。味気ない 思い出しても恥ずかしいsexとはね。作中、モナとバイパの2人の間で自らの心を秤にかける呟きがある・・そして父親との関係のそれも。 真実は見えている外観と全て違っていると。何度も繰り返される呟きも併せ マンケルがヴァランダーに憑依しての想いだろうか。2020/09/30

巨峰

73
ああ、終わってしまった。ヴァランダーとスウェーデンの過去をふりかえるような作品でもあります。優れたミステリーはその国の社会・政治の状況から遊離できないものですね。人生の深さ、生と死の問題を感じさせてくれるミステリーシリーズは、そんなにはないかも。シリーズ1作目を読んだときここまで来るとは思わなかったです。2021/04/15

タツ フカガワ

72
老境に入ったと自覚するせいか、自分の人生を振り返りながら、これまで手がけた事件を回顧すること度々のヴァランダーである。なかでもラトビア・リガに住む元恋人バイバとの10年ぶりの再会と永遠の別れは印象的だった。一方リンダの義母ルイースの自殺に見せかけた殺人事件も意外な展開に……と、相変わらず読ませる最終巻でした。クセの強いキャラでしたが、それにしてもエピローグ最後の5行がなんとも寂しい。2023/10/04

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