内容説明
ボドミン・ムーアに住む姉妹から肖像画の依頼がきた。大乗り気のローズだが、曰くありげな姉妹の様子が気にかかる。そんなある日、絵画教室の教え子の家で姉妹にまつわる不可解な事実を耳にする。一方、中途半端なローズの態度に業を煮やしたピアース警部に女友達が出現。ローズは動揺を抑え、姉妹の身辺を探る。だが彼女の動きを察してか姉妹は依頼を取り消してきた。好評第5弾。
著者等紹介
山田順子[ヤマダジュンコ]
1948年福岡県生まれ。立教大学社会学部社会学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
寧々子
11
ムーアに住む姉妹に関わる謎よりも、ローズとジャックの成り行きに注目してしまった! 今までのローズのジャックに対する言動を擁護するようなエピソードが描かれていたけれど、そんなことじゃローズ派にはなれません! 自分の手から離れた途端に惜しがるローズに対して優しい気持ちなんて湧いてこないもの。 頑固で身勝手なローズが周囲の人達から愛されている理由が未だにわからない~ の謎というか事件の幕切れのやり方には驚かされました。2018/03/14
ぱせり
7
「まあ、いいか」と流してしまいそうな些細なひっかかりが積み重なって、気がついてみたら大きな事件に深入りしていました。コーンウォールの風景描写の美しさが印象的。主人公の職業が画家、というのも納得です。2011/01/23
鐵太郎
4
ローズの生活に関するたんねんな描写については、こういう家庭的なお話がしょうに合わないので斜め読みでいいですよね。ローズの両親も良いキャラなんですが、うまくできすぎていたりするので、人間関係に関してはコメントしたくないし。(笑) とはいえ、「トム・バウコックの夜」という民話については楽しめました。こういう街なのか、ここは。2009/12/12
あさ
3
借りた本。ローズと周りの人物たちに慣れたせいか読みやすかった。ただまあ、なぜローズは会ってすぐ好感を持たれ、この人ならと見込まれるのかやはり不明。ジャックとの関係をこんなに引っ張るとはちょっと意外。暮らしぶりを読むのが楽しみのメインで、事件はまあいいや、という感じか。2011/06/08
yaguma
3
少し引っ張り気味ですがちょ張りすぎですが、コーンウォールが舞台なのが魅力です~☆2010/07/03
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