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創元推理文庫
仮面舞踏会

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  • サイズ 文庫判/ページ数 531p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488192037
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

1923年、パリ。ピンカートン探偵社のフィルはまたも怪事件の渦中に。新米探偵ジェーンも、家庭教師に扮して初仕事。調査するうち二人が出会うのは、イギリスから失踪した女流ミステリ作家、パイプをくわえた敏腕警視、ヘミングウェイ、スタイン、サティにピカソ…怪しいやつが多すぎる!おまけにドイツ新政党も暗躍か?華の都に名探偵たちが大活躍のユーモア時代ミステリ。

著者等紹介

大友香奈子[オオトモカナコ]
1965年北海道生まれ。早稲田大学第二文学部卒。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

本木英朗

16
アメリカのユーモア時代ミステリ作家、ウォルター・サタスウェイトの2番目の長編が、この作品である。俺は2005年に一度買って読んだので、今回で2回目である。しかし今回はちょっと俺には途中から無理だろうか、と思い始めたのだ。フランス、アメリカ、イギリス、そしてドイツなどいろいろな国が混ざり合っていて、そこがもう駄目だろうと思ったのである。まあ、また10年後くらいに読んでみよう。2019/10/12

飛鳥栄司@がんサバイバー

10
1920年代のヨーロッパにおける社会情勢を事件に絡めたのはいいのだが、ミステリ小説として料理しきれずに終わってしまった印象。ユーモアを前面に出しているわけでもなく、トリックや謎解きを中心とした本格要素が強いわけでもなく、作者がプロットを持て余してしまった。ヘミングウェイやピカソなど実在の人物と、ミステリの女王を彷彿とさせる人物を登場させることに拠り所を置かざるを得ない小説になってしまったので、間延びしてしまった感じ。いっそ、前作同様フーディーニを探偵役に据えたミステリにした方が良かったのかも知れない。2015/03/25

madhatter

0
再読。何かもう、You達付き合っちゃいなよ!て感じだが、フィルが鈍い…それはともかく。推理小説として読むと、当時の社会情勢をバンバン盛り込んでいる割には、真相は尻すぼみの印象。たしかに意外な犯人ではあるのだが、それも努力賞止まりに思える。むしろ、風俗などの舞台装置を楽しむべき作品ではないだろうか。20年代のパリの空気について、多少予備知識が必要であるにしても。何だかんだ言って次作があるなら読みたいシリーズ。ところで、ノートン夫人が…サタスウェイト氏は○○○○○が嫌いなのか?2010/11/02

motopurin

0
実在の人物が出ていたりして、そこが面白かった。2010/01/04

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