創元推理文庫<br> 思考機械の事件簿 〈2〉

創元推理文庫
思考機械の事件簿 〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 350p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488176020
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

usarlock

30
《思考機械》ことヴァン・ドゥーゼン教授が様々な事件を論理的に解決していく短編集2巻。「百万長者ベイビー~」では雪の積もった庭で犯人は足跡を残さずに幼児を誘拐する。設定がかなり面白いのに真相が結構な力業で笑えました。最後の「幻の家」はフットレル夫妻による競作で問題編がメイ夫人、解決編が夫のジャックによるもの。解説によると2人は打ち合わせ無しでこれを書いたらしい。怪談風な問題編に対してしっかりとした謎解きになっているのですごいですね。2014/10/07

ホームズ

23
神保町の古本市で見つけたので再読してみた(笑)結構芙古めの作品もありますがこのシリーズは好きです(笑)『百万長者ベイビー・ブレイクの誘拐』の犯人はビックリだな~(笑)本気で真面目に考えた結果なのかオマージュとして捕えるのか?(笑)2012/11/12

cinos

22
思考機械の口癖の「二と二を合わせると四になる」は毎回言うんですね。ポワロの「灰色の脳細胞」と一緒か。でも短編なのでしょっちゅう言ってる感じが。鐘が勝手に鳴ったり、自動車が消えたり、幼児が雪の中で消えたりと発端の謎が面白いです。また終わり方もえっと思うのが多いです。夫婦合作の「幻の家」はまさに島荘先生の世界ですね。思考機械、面白いなぁ。2019/08/26

tokko

16
作品によっては「あれっ?」と思うようなものがあるけれど(「消える男」「跡絶えた無電」「三着のコート」)、でも読ませる作品はやはり「思考機械」ならでは。「呪われた鉦」は推理小説というよりむしろ怪奇小説でしょう。「復讐の暗号」も登場人物の心理を追う物語だし、「幻の家」に至っては《問題編》の作者がメイ・フットレルになっている時点で「?」です。けれど全て(解説まで)を読んだ後でもう一度読みたくなること請け合いの傑作集なのでした。2018/01/04

ホームズ

10
表紙は明らかに『13号独房の問題』を意識させているのに収録されていないって・・・。まあこのシリーズが好きなんなんで楽しめました(笑)シャーロック・ホームズと同じくたまにこの世界の雰囲気に浸りたくなるシリーズです(笑)2011/07/08

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