出版社内容情報
新聞社から半年休職を言い渡されたアニカは、選考委員会のあるカロリンスカ研究所を調べ始めるが……。ジャーナリストでもある著者が、ノーベル賞選考の舞台裏に迫る傑作。
内容説明
狙撃者は黄色の目を持つ女。アニカは殺された選考委員会の事務局長キャロリーンの死の瞬間が忘れられなかった。事件を目撃していながら、記事にできないジレンマ。新聞社から休職を言い渡された彼女は、ひとり選考委員会のあるカロリンスカ研究所を調べ始める。委員会のメンバー同士の確執、そして学生の不審死。ジャーナリストでもある著者が、ノーベル賞選考の舞台裏に迫る傑作。
著者等紹介
久山葉子[クヤマヨウコ]
1975年兵庫県生まれ。神戸女学院大学文学部英文科卒。スウェーデン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
熊猫
4
シリーズの途中のせいか人間関係の背後が掴みにくかった。話自体は読みやすかったんだけどなー。あと主人公が仕事と家庭の両立に悩むのは北欧ミステリのお約束なんだろうか? 話が重くなりがちで鼻につき始めた。もっとカラッと明るい北欧ミステリはないものだろうか?2014/02/25
Reiko
4
シリーズ途中の話なので、人物関係などが分かりにくい。なぜ一作目から翻訳しないんだろう。内容は可もなく不可もなく。でもヒステリーな主人公に辟易。シリーズ物のために終わり方も中途半端。消化不良な読後感。2014/02/15
章魚 たこ
1
「ノーベル賞選考の舞台裏に迫る傑作」と裏表紙に。授賞晩餐会での衝撃的な殺人で幕を開け、スウェーデンの作家が「ノーベルの遺志」というタイトルでものした作品は、いやがうえにも期待をかきたてる。 しかし、事件よりも子供や夫・隣人関係など家庭が主舞台のザンネンな小説だった。スリリングさもないし、犯人のキャラも立っていない。2016/06/19
livres
1
もの凄ーく、中途半端な終わりかたじゃない?と思ったら、シリーズものなんだ! でも、1作目と、今回の6作目しか訳がない…。 2014/01/30
ヨリ
0
ああ、またサスペンス~につかまって歩きながら読んでいたら自転車の方とぶつかりそうに(スミマセン)それぐらいの後半!ただ、解説によればシリーズものなのだとか。どうりで当たり前のように突然知り合いが出てきてたりするわけだなー。夫トーマスくん、私ならさっさと捨てるけどね(笑)働く女性の様々なジレンマも共感。2016/08/03
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